日本の神様の中では、あまりその名を知られていないのではないか?と思う
「ワクムスビ神・命」ですが、カタカムナでは重要なことを示す言葉となっている。
そのため、オオワタツミ神やオオヤマツミ神に先んじて紹介することに!
神社にいっておみくじ引いたり、お願い事するのは好きな癖に
そこにどんな神さまが祀られているか…まったく無知だった私です(汗)
ということで日本の神様について知ろうと勉強中
おすすめの1冊(私の愛読書)
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ワクムスビ神~偉大なる五穀の神・養蚕の神
ワクムスビ神の漢字名は
- 稚産霊神
- 和久産巣日命
このように表記されている。
どちらにも「産」という漢字があるように
「ムスビ」という言葉は”生成力”を意味しているのだ。
「和久産巣日命」という漢字名に注目してほしい。
偉大なる別天津神である「高御産巣日命」や「神産巣日命」と同じ
「産巣日命」の名を有している。
食物の神としては伊勢神宮外宮に鎮座する
「トヨウケ大神」が有名だが
なんとワクムスビ神はその母なのだ!
火の神カグツチと縁が深いワクムスビ神
火の神カグツチについては「イザナミ・イザナギ」のところでも触れました。
割と可哀そうな神なんや(;;)
その火の神カグツチとワクムスビは縁が深い生まれの神なのです。
◆古事記によると
陰部を大火傷し病み苦しんで漏らした尿から
水の神・ミズハノメ神が生まれ、
次に生まれたのがワクムスビ神なのです。
火の神誕生の灼熱の中
水の神と共に偉大な日本の神々の母:イザナミ(の尿)から生まれている。
火(熱)と水とイザナミの生成力がワクムスビ誕生の場にあったのだ。
◆日本書紀によると
その後 土の神ハニヤマヒメを妻に迎え
生まれたのが娘ワクムスビ神だといいます。
火の神と土の神の娘なんです!
生まれた時ワクムスビの頭頂部に蚕と桑、
へその中に五穀が発生したんですって
(日本の食物の神は体から食物を発生させるのじゃ)
火の神カグツチと縁深いためか
「作物を育むエネルギーを司る神」とされているのです。
そのため、五穀・養蚕の神としてでなく
産業開発・発展の守護神としても信仰されています。
生成力・生育エネルギーを司る神だからか
今では「開運招福」「家運隆昌」と幅広いご利益があるとされているそうよ。
ワクムスビ神を祀る神社
ワクムスビ神をお参りしたくなったら
関東だったら
- 王子稲荷神社(東京都北区王子)
- 鉄砲洲稲荷神社(東京都中央区湊町)
に いらっしゃるってよ~
食物の神様と一緒に祀られていることが多いらしく
全国に多数ある「稲荷神社」などにいらっしゃる確率高し!
カタカムナでも重要な音の響きであり言葉である
「ワクムスビ」を覚えておいてね~