すべてのものの根源の間・創造のはじまりを見たトートの「ことば」
その「創造の始まり」を表した「ことば」を追うと、
古代日本・古代ギリシャ・古代エジプトの「ことば」が繋がって見えてきたのです。
「すべてのものの根源はいずこなりか?」
トートのこの問いに答えるように、
9の主と生命の火は、魂の炎となったトートを”はじまりの場”へ送ったのです。
⇓
すべての根源、創造の始まりの場(間)
諸空間・諸次元を超えて辿り着いた『大深淵』
そこでトートが見た「創造のはじまり」の様子
⇓
大深淵(闇と混沌の空間)、ここで
①大深淵に満ちる「混沌」(エネルギー)
⇒「大深淵の炎」を通して⇒「秩序」が生まれ
②秩序から⇒「光(生命生む光)」が生まれ
③光から⇒「生命」が発生する
「混沌⇒秩序⇒光⇒生命」という流れですよね。
この流れをより深く理解したくて、
別の言葉でこの流れを追ってみたのです。
そうすると「混沌=カオス」と出てきて「、
カオスの反対語」として「コスモス」が!
そこから語源など調べ『(古代)ギリシャ語』に辿り着いた。
⇓
「カオス⇒コスモス(=ロゴス)⇒フォス⇒ビオス」
- 混沌(カオス=無)⇐⇒秩序(コスモス=宇宙)
- 光の言葉によると「コスモス=ロゴス」となる
- 光(フォス)⇒生命(ビオス)
つまり、
「カオス⇒ビオス」
カオス(混沌・根源の力とエネルギー渦巻く界)からビオス(生命・現象)は生み出されている。「カ⇒ヒ」の流れ…「カヒ」がアマ界の元始になっていくカタカムナの示しと重なって見えてくる、よね。
光=フォス⇒音で聴くと「フ・ヲ・ス」なので
- フ(増える、2つの、フタナ・フマリ)
- ヲ(四相性を以って、起き上がる⇒立体化・現象化)
- ス(方向性を以って進む、一方へ進む、透けた)
アワ(潜象の力)とサヌキ(現象の力)が合わさり
フタナ・フマリ・フトマニ・フトマリとなって
生命生むヒ(日・火)=光となるってイメージに繋がります。
日本語の音とギリシャ語の音にみる「音・ヒビキ」の繋がりは
古代ギリシャの音楽認識「音楽教程」にみることができますよね。
⇓
更に「大深淵=混沌界」を示す言葉を見てみると
ちなみにカタカムナの音の示しで「ヌン」を読んでみると
- 「ヌ」突き抜く、貫く、目に見えぬ(力・存在)
- 「ン」※掛る音を強める
”もの凄く強大な、空間・次元を突き抜く、潜象の力(存在)”という意味になる。
エジプト神話における原初の神「ヌン」とは、
原初の海(大洋)であり万物万象の起源の神霊なのだ。
このヌンが示す「原初の海」とは「万物の起源たる”混沌”の大洋」なのです。
創造の始まりには、「ことば=ロゴス」の前に
混沌の海=まだ創造の方向性をもたないエネルギーの海が広がっていたのです。
「カオス」も「ヌン」も「無」を示すのですが
それは「まったく何もない・真空」ではなく、
真っ暗な海のように海水の如く、
弾性と粘性をもった”あらゆる可能性を秘めた”エネルギーが充ち満ちていたのです。
「カオス」は
”有限なる存在すべてを超越する『無限』の象徴”なのです。
古代の神々の言葉はどれも同じことを示し伝えていると思いませんか?
(つづく)