プロ独女のライフハックブログ

BBA独女みつまるが「今」気になることを追いかけ綴る人生冒険日記

【午後ロー感想】映画 フライト~人は積み上げてきた人生に拘束され、過去に支配されてしまう

フライト (吹替版)

これは…彼が機長でなくとも「あの事故」は起きていたのか?を考えずにはいられない、そんな映画です。

 

フライト (吹替版)

フライト (吹替版)

  • デンゼル ワシントン
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【映画フライト~感想】

彼があの日 操縦席に座っていなくとも あの事故は起きたのではないか?

その場合、乗客+乗員合わせて102人の命が奪われる以上の地上の人々も巻き込んでの大参事になっていたのではないだろうか?

 

あの日、飛行機の運転判断面では彼は最善にして最良を尽くしたのではないだろうか。

 

ただ、彼は家族や友人への向かい方も、仕事への向かい方もずっと間違い続けていた。

「これまで積み上げてきたモノ、これまで自分が選択してきた人生」に苛立ちや不安を抱えていたのに そこに向き合い「これまでの自分と人生を否定する」勇気を持てずに、酒と薬に逃げた結果 …「現実から逃げるための酒」が思わぬ方向から彼を「逃げられない現実」に向き合わせたのではないだろうか。

 

自分を誤魔化し続けるにも「限界」がある。

彼は「自分を誤魔化し、保身の嘘をやめた」時、今まで築いてきたモノ総てを失った。

でも彼はそれで「本当の自由」を手にいれたようだ(そう語ってた)。

このシーンはとても味わい深い。

彼が今までの過ちを認め受け入れた時、彼が一番「この人生で大事に思っているモノ」が彼のもとに戻ってきた。戻ってきたというよりも、初めから彼の側に在り続けていたのかもしれない。

 

なんか、見終えた後に⇒彼の気持ちわかるなぁ…と心にチクチクくる映画でした。

映画鑑賞中は「なんだこのクソやろ~」って思ってみてました(^^;

 

ダメな自分や、人生の過ち(間違った選択・判断)に向き合い認めるのって「怖い」から、ついつい「嘘」や「誤魔化し」で逃げちゃうけど、その分「本来の自分」から どんどん遠ざかって「空っぽ」になっていくのかもしれないね。

 

最後に彼が「彼女のせい」にしなかった事、とても大きな意味があると思う。

世の中は人も企業も社会もたくさんの「嘘」や「建前」で溢れているけど、自分自身にだけは自分に嘘はつかない方がいい。自分で自分が信頼できなくなったら終わりだから。「己の誠に生きる」は本当に正道だと思う。

 

 

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