交霊術、降霊術がウィジャボードやコックリさんからスマホアプリの時代に…
ホラーやオカルトブームのなか肝試しや心霊スポットに興味本位でいく方は
この映画のラストを心に刻んでおくといいかも…
私もホラー映画や不思議研究は好きなのです。
でも好きだからこそ、知れば知るほど「降霊・交霊行為」や
馴染みのない土地の心霊スポットに行く危険性を感じております。
マジで、「何かあれば、神社・寺院・教会で祓ってもらえる」と思っている人は
この実話に基づく映画を最後まで見た方がいい!
不思議研究を深めている私の予測では
”「悪霊祓い」の90%はこの映画のラストと同じ結果に至っている”
のではないかと…
映画 悪霊館~あらすじ
映画の冒頭に文字で告げられることが
ほぼあらすじでもあるのでこちらに記しておきます。
⇓
ジョーダンとアシュリー姉妹は
母サラの謎の失踪を経験
その後、酒と女に溺れる粗暴な父に怯えながら
寄り添って生きてきた。
やがて姉ジョーダンが大学に進学
アシュリーは母の妹ターニャに引き取られる。
だが久しぶりに故郷に戻ったアシュリーを
母に憑りついた悪霊が狙っていた…
⇓
10年ぶりに故郷に戻ってきたアシュリーは
かつての友人たちと再会
早速パーティーに誘われ出かけると
「EVPアプリで遊ぼう」という流れに。。
EVPアプリとは、
EVP=電子音声現象のことで
要は「死者と交信するアプリ」なのだ。
このアプリを使ったことで
アシュリーは母の姿を見るようになり、
後日鏡を前に交霊術に手を出してしまう。
そしてだんだんとアシュリーの周囲に奇妙な変化が起きはじめる。
叔母ターニャはアシュリーに起きていることが
姉サラの時と重なってきているように思い心配を募らせる。
教会の集会にターニャに連れられ参加したアシュリー、
神父の話を聞いている内に彼女の中の悪霊が姿を現し暴れ出す。
サラに憑りついた悪霊と闘った神父が
再びエクソシストを試みるのだが…
「悪霊は天使の顔で現れる」~新約聖書より
アシュリーに憑りついた悪霊は
「母の霊」を装って近づいてきた。
確かに聖書にある通りなのかもしれない。
神父と対峙中に悪霊はこうも言っていた
「勘違いするな、呼び寄せたのも受け入れたのも彼女の意志だ」
確かに、悪霊とはいえ言っていることは筋が通っている。
神は試練を与えるが
悪魔(悪霊)はいつも甘い囁きや甘い夢を見せてくれるものなのだ。
そしていつの間にか悪魔と契約を結んでしまう、それが手口。
「生き物の腐った臭い」のサインは万国共通!?
【BBAの不思議な世界】で
「たまには役立つ情報を」と書いた中にありますが
恐怖の不思議体験した方々の話もこの点が共通しています。
邪悪な物のゾーン(空間にのみこまれた)サインとして
「生臭い臭いがする」ということを多くの人が語ってた。
んで、私がいろいろ体験談を読んだ結果
このサインは危険度が相当高くて、
この臭いを嗅いで「生き残れる確率」50%以下です。
なぜ50%以下かというと
この臭いを嗅いだという体験談のどれもが
「一緒にいた友人が死んだ」と語っているから。
2人に1人は…
今回のアシュリーの場合も
家、特に彼女の部屋に「生き物が死んだような臭い」が満ちはじめ
彼女の周囲にハエが多く飛ぶようになっていってたφ(..)メモメモ
神父が語る「悪霊憑きの3段階」
- 出没(囁き声、腐った臭い)
- 攻撃(攻撃性が増し、愛する人たちを傷つける)
- 体をのっとる
なるほど、
これももしかしたら万国共通かもしれません。
祓える人と祓える確率
この映画では「地元の教会の神父」が
悪魔・悪霊を祓うためエクソシストに挑んでいましたが
故に、本棚にある心霊系の本で独学したようで、
アシュリーの悪魔祓いの現場にもその本を持ちこんでいた…
つまり、独学と見よう見まねで
これまで地元の悩める悪霊憑きと対峙してきたわけです。
その結果は「教会の地下」にある。
これってでも日本でも
何かあれば近くの神社やお寺を頼り
「祓って」もらおうとしますが
本当に「祓える」神力ある人ってどのくらいいるのでしょうか?
日本の場合、八百万の神や精霊信仰だし
悪霊のパターンが人間の怨念から動物や邪神まで幅広いし
神社でもお寺でも「祓う」ことが
エクソシスト神父程、固定の儀式化がされていないように思うのです。
となると、祈り+施行者の「力量」に頼るしかないわけなので
そもそも「祓える人」の確率は低度で「祓える成功率」は更に低くなるのでは?
そんなことを考えると
この実話を基にした映画のラストが突きつけるものが
多くの現実なのではないかと思ってしまうのです。
基本的に悪霊と闘うのは「憑かれた本人」なので
本人の意志の力が弱ければ
祓う人に力があっても無理だしね。
悪魔祓い系の映画の中でも
一番リアルに思える作品でした。
では、また☆