面白い映画を観た、面白いというのは「こういう表現するんか~」って意味で
現実社会=ヒューマンレース
⇒神の意志や天使の力や人間の本性がストレートに表現されてるよ~
わけもわからず「この場」に連れてこられ
突如生き残りをかけたレースに強制参加させられたある街の一角に暮らす人々と
その様子を見つめる「あの人」の話
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映画ヒューマンレース~あらすじ
妹エイミーが8才で病死し、悲しみに暮れる姉ベロニカ
そんな姉にも亡き母と妹と同じ病魔が…
「悪性リンパ腫」の診断を受け、天を仰いで神に「クソったれ」と叫ぶ。
ところがベロニカに奇跡が起きる。
医師から「血脈の状態が正常化した!」と驚きの検査結果を知らされる。
外に出て天を仰いで「感謝します」と神に伝えたベロニカ(^^)
病院からの帰り道、鼻歌交じりに車を走らせていると
突如真っ白な光につつまれ、気が付くと見知らぬ広場に大勢の人と共にいた。
広場にいる人々はみなベロニカのように突如白い光につつまれ
気が付くとここに連れてこられたようで、みな状況がわからずに戸惑っている。
そんな中、頭の中に自分の声でアナウンスが流れれくる。
- 勝者はひとり
- 学校と家と刑務所は安全地帯
- 矢印に従わなければ、命はない
- 道を外れたら、命はない
- 2周遅れたら、命はない
- 草に触れたら、命はない
- レースを拒めば、死ぬ
説明が終わるとレースが強制的にスタート
集められた80人の老若男女、
健康な人も障害を持つ人も出産間近の妊婦も入り混じる中
レース開始の合図に戸惑っていると
隣の男性に押され、草の上に足を踏み出してしまった少女の頭がふっ飛ぶ!
このレースが本当に「命がけ」だと知った参加者79人は
一斉に走りはじめる。
迫る死の恐怖により
参加者たちの間にいろいろな思考が巡る。
弱い者を助けようとする人、
なんとかレースで1位となって元に世界に戻ろうとする人、
安全地帯に集い皆で協力してこの危機を乗り切ろうとする人。
しかし「迫る死の恐怖」は人間の本性をどんどん暴いていき…
最後のひとりとなったモノに待ってるものとは?
※以下ネタバレ有の感想・考察となります
80人は「世界人口の1億分の1」
レースの参加者は80人、何でかな?と思った時に浮かんだのが
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”これは世界を1億分の1にしたモデルかのか?”
どうやら同じ町(エリア)に暮らす人達らしく
あの時偶然そこにいた人達が選ばれている。
老若男女、胎児から老人まで様々な人びとが集められている。
いろいろな事情をそれぞれに背負っている。
顔見知りも極少数いるが、ほとんど知らない人っていうのも
なかなかリアルに世界の人類の縮図になっているのではないでしょうか。
まー「死に向かう」ってのは生き物の宿命ですが
「救いを求め」死に向かって走るってのは実に人間らしいのかも。
人類は大きな試練の前に
- 協力できるのか?
- それとも争い殺しあうのか?
非常に気になるところですよね。
この部分も歴史を振り返ってみると…リアルに描かれている気がします。
迫りくる死を前に、理性を失い利己的になる人々
体の不自由な老人や子供や妊婦など弱い者を助け、
「みんなで協力しよう」と呼びかけた副校長は
結局死の恐怖に耐えきれなくなった人々に殺されてしまった。
この1人がいなくなったことで
「勝者1人」の座を掛けた殺し合いがはじまってしまう。
理性や倫理、道徳観っていうのは恐怖の前にふっとんでしまう。
でもこれは大事なことで、覚えておくべきことだと思った。
そして、どんなに倫理や道徳的に正しいと思うことでも
他人に強要できないってことも覚えておかねば。
所詮この世は弱肉強食~それが天の意志
人間達が「死の競走」をしている競技場の外側には
大きな矢に串刺しにされた天使たちの姿が…
羽根のあ巨大な爬虫類っぽいけど天使だという。
最終的に「走る」というよりも、殺し合いに勝利した
人間レースの生き残り1名は天の声に導かれ
次のレース会場へ飛ばされる。
”君にほとんど勝ち目はないが、天使の生き残りと闘ってもらう”
そして目の前に現れたのは
エイリアンのような天使なのだ。
デカいし、飛べる…ほぼ人間に勝ち目はない(;;)
天使と共に姿を現した強大な宇宙船、
その中にいる「神」らしき存在がこのレースの仕掛け人だ。
何がしたいのか?
より強い種を求めての淘汰だったのかな。
強い種を創造するための神の箱庭が地球なわけかぁ。
神らしき存在が宇宙船で現れたってことは…やはり、
人類を創造したのは異星人という解釈なんだろうね。
まとめ:天の声「生きるために戦え」
まず、自分に集中しろ!
そして、生きるために戦え
そう、この映画は教えてくれる。
そうしないと、頭が吹っ飛ばされ沈黙するのだ(怖)
理性や倫理、道徳の秩序ある平和な日常を望むなら
まずは弱肉強食がベースの世の中で「強さ」が求められるのかぁ。
確かに、そうだよなぁ。
「淘汰」…これこそが自然の大法則なのかもしれない。
しっかし、「エシロン」って何のことなんだろう。
エシュロン=神の耳のあのことかな?
神話にエシロンっているんですかね??
では、また~☆