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【映画】ロード・インフェルノ~感想:「正しさ」が建前の極薄看板と化したストレス社会で二極化する人々

ロード・インフェルノ(字幕版)

「自分より弱い者」と勝手に決めつけて、運転中のイライラを前を走るノロノロ車を煽りまくった結果…地獄のドライブになったよって話

 

 

煽り運転の代償」をきっちり払わされる映画です~

 

 

映画 ロード・インフェルノ~あらすじ

老人の白バンから必死に逃げるロードバイク乗りの青年

「お前のスマホはここだ、とりにこい」という老人の言葉を無視して逃げる逃げる

結局は老人の車に捕まってしまい…必死に謝罪するも

『謝るタイミングを逃したな』(暗転)

 

場面は変わりまして

なんだかバタバタ外出準備中の「ある家族」

夫ハンスは支度の遅い妻と娘たちに既にイライラ

更に田舎に暮らす母からは今日の訪問について

何度も確認の電話が…(放置)

 

家族が車に乗り込み出発した時点で予定を1時間もオーバー

実家に向け道路をひた走る一家の車内

夫は妻の支度の遅さと小言にうんざりし、

妻は夫の強引さや周囲への配慮の無さを愚痴り、

幼い娘たちは姉妹ケンカ中…運転している夫ハンスのイライラは募るばかり。

 

更に後続の車に煽られイライラは怒りへ

目の前をノロノロ走る白バンに対し、

自分がさっきやられたように「煽り運転」をしてしまいます。

車内ではノロノロ運転する運転手を娘たちと共にバカにし笑いものにするハンスに

妻は「やめて!」とキレたり、何やら怪しい雲行き。。

 

ノロノロ運転の白バンを追い越しざまに

運転席に座る老人に対しバカにするジェスチャーを見せるハンス。

溜まったイライラを老人にぶつけ、少し気がはれたハンス。

 

途中、給油所に立ちより給油しながら買い物をしていると

あの老人がハンス一家に話しかけてくる。

「法定速度を守って走行していた私に違法行為を強要するのか?」

「今、謝罪するなら許してやる」

という老人に対し、ハンスはまたもイライラし怒りのままに暴言を吐き暴力を。。

 

気持ち悪い老人だ、と憤慨しつつ車を走らせ先を急いていると、

ルームミラーで「あの白バン老人車」が後をついてきていることに気が付く。

ハンス一家の恐怖が今はじまる。

 

※以下、ネタバレ有の感想・考察いきます

 

全員、身勝手な言動ばかりのハンス一家

狂気の老人よりも先に気になるのが「ハンス一家全員の身勝手っぷり」です。

長距離移動中の車内はちょっとしか地獄状態(^^;

 

夫婦はお互いに不満を愚痴り合い、夫は迷惑運転で前の車を煽り、

娘たちはiPadの取り合いで激しくケンカ、その上 食べかけのハンバーガーを

走行中の車内の窓から捨てちゃう…

 

何だこの一家!

全員、身勝手・自分勝手で恐ろしいわっ

 

ハンスたちの到着を待つ実家の母からの電話での態度も酷い。

でも前日から何度も何度も電話してくるハンス母も

「自分の予定や自分の想い」に周囲を従わせたい人なにかも…

 

この全員身勝手ぶりは

その後、一家が追い詰められた時に更に爆発します。

「えええっ!?」ってくらいの「俺はどうなる!」感を見せてくるよ~

 

「自分の正しさ」を他者にも強要する狂気の老人

概ね、恐怖の「正しさ」強要じじぃの言っていることは間違ってはいません。

法を順守し、法定速度を守って運転するのも正しい。

親がちゃんと子供のしつけをするべきって意見もわかる。

「謝る者」を赦すという姿勢も正しいと思う。

 

が、その先が歪みまくっているのだ。

彼が重んじる「正しさ」を守らぬ者、軽んじる者、そして

「注意・警告しても謝罪しない者」に対する制裁が「死」一択なのだ。

 

法を順守するわりに、「正しくない者」を勝手に処刑するという…歪み強め。

結局は「自分の正しさを強要する犯罪者」なのである。

 

老人への敬意が無くなった社会への警告として創られたキャラなのかも。

 

拝金主義に飲みこまれ「弱肉強食」化が進む社会

ハンスの言動からすると

金銭的な成功具合、生活水準が「強者」と「弱者」を分ける基準らしい。

だからハンスは「働く老人」をすごく下に見てバカにしていた。

 

でも「ハンス」の存在はなんだかんだで

今の社会の人々の心を写したモノなのかもなぁって思えてきている。

ハンスを見ていて、恐ろしいと感じるのは

”「弱い者」は「強い者」に攻撃されてもいい存在なのだ”

という認識なのです。

 

「誰も人は平等であり、他人には敬意を」という多くの人々の集合体である

社会で人が持つべき・大事にすべき「正しさ」ってのが

建前の極薄看板と化していて実際は「弱肉強食」化が進んでいて

人々は「攻撃し合って、傷つけ合ってる」

のかもなぁ…ってハンスたち見てて感じたんだよね。

 

ストレス社会で人々は二極化してしまうのか!?

背景にある経済優先・拝金主義の洗脳により

経済成長と実経済よりも巨大に膨れ上がった虚経済を支える為

生産性を押し付けられ人々の忙しさは増すばかりでストレス社会化が進んでいく。

 

だからどんなに技術が進んで便利な世の中になっても

みんな「時間に追われ」忙しく、心に余裕なんてないのだ。

既に速い移動を可能にしてくれている「自動車」で走行していても

「もっと早く、少しでも早く目的地へ」と自分の時間を惜しむ。

 

免許を取って実際に車で出かけてみて(正直なところ)

「法定速度」よりも「道路の車の流れ」を重視する傾向を感じたよ。

「遅い車1台が全体のいい流れを乱す」的なやつね。

 

「正しさ」は建前で、自分最優先の身勝手な人が更に理不尽な圧力を加えるならば

ストレス社会はどんどん酷くなって人々も「自分最優先の身勝手な人・ハンス」と「正しさを強要する狂気の白バン老人」みたいに二極化しちゃうのかもね。

 

この映画では2種類の人たちしか登場しないのも監督の意図なのか?

3種目の人たちは既に「世界分岐」でこの世界から移動してしまったのか、

もしくは「認め合う平和な世界」という理想がはじめから幻だったのか。

 

煽り運転の代償」

それはこの映画のラストでお確かめください。

どっちにしても、この世界が「因果」でできているなら

自分の言動は全て自分に跳ね返ってくるもんね。

「怨み」はかわないほうがいい。

 

混んでいる日のお出かけや、イライラした日に他人と接触するのはやめようと思った。

そんな2022年のはじまりにみた映画でした~

 

 

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