60日間の糖分摂取中心生活で心と体にどんな影響があるのか?
通常こういったチャレンジは1か月、それでもきついのに…
2か月も砂糖生活を続けた男の人体実験ドキュメンタリー
糖質制限、低糖質ダイエットがブームになっても
どこ吹く風だったBBA私です(--;)
そんなに「過剰摂取」はしていないだろうつもりだったので。
でも、このドキュメンタリー映画観たら
「私もヤバい!」と思うように…
※無駄に怖がらなくても大丈夫ですよ
是非、今見ておくべきドキュメンタリー映画です
BBAも自分の体で実験する派です。
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ものすごい情報量なので
今日の日記は「映画感想日記」だけにします。
今後、「糖分×人体への影響」特集を追ってかいていく予定っす(^^)
- 「あまくない砂糖の話」あらすじ
- 現代人は砂糖・糖分を摂り過ぎている!?
- 砂糖摂取量激変のきっかけは低脂肪ブーム
- 砂糖の影響を知る60日間実験のルール
- チャレンジ1日目:見えない砂糖量に驚き
- 2日目:ジャンクフード無しでも糖分大量摂取が可能な理由が判明
- 12日目:身体に変化が
- 18日目:肝機能の低下
- 35日目:身体と脳に大きな変化が
- 60日間の砂糖摂取の結果:心身に及ぼす影響
- 実験後回復までに2か月かかった
- 「どんな糖でも人体への影響は同じです」
「あまくない砂糖の話」あらすじ
スーパーサイズ・ミーの「砂糖(糖分)」実験バージョンです。
「人間は1日に平均でスプーン40杯もの砂糖を摂取している」
からはじまる砂糖×人体ドキュメンタリー
オーストラリアの俳優デイモン・ガモーは自らが被験者となり
無謀な60日間チャレンジにのりだした!
“健康といいつつ大量に砂糖を含む食品”を60日間食べ続け
身体や心がどのように変化していくのか?
記録した実録エンターテイメント・ムービーです。
◆ポイント!は「“健康”食品」
ただただ甘く、糖分を多量に含んだ食品ではなく
「健康」「ヘルシー」と銘打っておきながら
大量に糖分を含む食品を食べ続ける点に注目!
ジャンクフード、お菓子、アイスは基本禁止で挑んでいるのだ。
現代人は砂糖・糖分を摂り過ぎている!?
オーストラリア人の平均として映画では
1日スプーン40杯分(160g)×60日チャレンジ
としているが、この数字はちょっと多すぎるのでは?
私がネット検索で得た数値では
- アメリカ人で1日95g
- 日本人で1日69g
- オーストラリア人で1日100g
このくらいの数字が散らばっておりました。
でも炭酸飲料水1本に含まれる砂糖・糖分量をみると
160gというのも真実かもと思えてくる。
そうなのです、砂糖や糖分量って普段「見えなく」なってるんですよ!
だから自分が思うよりもかなり多く摂取し続けているようです。
WHOが推奨している1日当たりの砂糖摂取量は25gなんです。
少なっ
というよりも、
私たちが砂糖摂取過多の生活が習慣になってしまっている
ということでしょうね(恐っ)
今、我々は人類史上ありえない砂糖摂取過多状況にある様です。
(キンバー・スタンホープ博士も言うてたで!)
砂糖摂取量激変のきっかけは低脂肪ブーム
そもそものきっかけは
アイゼンハウワー大統領からはじまる。
アイゼンハウワー大統領が心臓発作に倒れ
「心臓病」に対する関心が世界で高まる
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そうすると「心臓病の原因」として2つの説が浮上
①アメリカ人科学者キーズは「脂肪が原因」と主張
②イギリスのユドキン博士は「砂糖に注目」→砂糖の摂りすぎが原因と主張
この2つの説の戦いは20年に渡り続いたが
1970年代終わりに遂に決着がついた。
脂肪が原因とするキーズが勝利し
脂肪が悪となり、砂糖は無罪になった…そして、低脂肪ブームがはじまった。
「低脂肪」「健康食」の流れをつくった食品業界は
その市場トレンドの影で
低脂肪にした分のカロリー不足と風味を補うために砂糖を使ったのだ!
(恐ろしい展開だ…)
こうして我々は「健康志向」の食品を食べながら
糖分摂取過多の生活を習慣化させていくことに
砂糖の影響を知る60日間実験のルール
1日スプーン40杯分の砂糖・糖分摂取を60日間続ける
というだけではなく
ちゃんと専門家とチームを組み
変化を掴むため細かなルールが決められている。
①実験を支える専門家チーム
定期的に彼らの診断・面接を受けることで
万全の態勢で実験に挑む
②60日間砂糖チャレンジのルール
- 毎日スプーン40杯分(160g)の糖分を摂取
- ジャンクフードなしで挑戦(ソーダ類、お菓子、アイスは禁止!)
- カウントするのはショ糖と果糖だけに限る(ジャムやレーズンも含まれる)
- 選ぶのは低脂肪の商品
- 運動量もチャレンジ前と変えない(減らさないこと)
このルールに沿って実験をしていくことで
「砂糖摂取過多な生活」が身体に及ぼす変化を知ることができる。
③チャレンジ前の食生活と身体測定
ガモーは健康志向な彼女と暮らしており
その生活は彼女によりかなり健康的だ。
◎1日の摂取カロリーは2300kcal
- 50%はアボガドなど善玉脂肪から
- 26%は肉・魚などのタンパク質から
- 24%は野菜などの炭水化物から
- 精製された砂糖の摂取はゼロだった
◎体の状態
健康体そのもの!
チャレンジ1日目:見えない砂糖量に驚き
チャレンジ1日目の朝食から驚き!
食品に含まれる砂糖量を計算品ながら
健康食品で準備した朝食がこちら
- シリアル2.5杯分
- ヨーグルト
- リンゴジュース
これだけで砂糖量はスプーン20杯分になったのです(@。@;)
1日スプーン40杯分の砂糖摂取は簡単にできると実感
というよりも、40杯分を超えてしまいそうだ…
2日目:ジャンクフード無しでも糖分大量摂取が可能な理由が判明
チャレンジ2日目にしてガモーは
「健康的な食生活」に潜む糖分大量摂取の仕組みに気が付く。
砂糖・糖分を大量に摂るのにジャンクフードは要らないのです。
例えば朝食に飲む「りんごジュース」
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リンゴを丸ごと食べれば1~2個でお腹は満腹になる
→噛むことと食物繊維が脳にストップをかけてくれる
でもリンゴジュースだとグラス1枚にリンゴ4個分も必要だ。
→その糖分はスプーン16杯分だ!
食物・食事をどういった形で摂取するか?
これはとても重要なことなのです。
12日目:身体に変化が
腹が出て、内臓脂肪が増えた!
体重は3.2kg増量
運動もチャレンジ前と同じ
週2回庭を3周走り、10分の筋トレをこなしているのに…
18日目:肝機能の低下
チャレンジ18日目にして
血液検査で恐ろしい事実が発覚!
肝機能の数値が大きく変化(><)
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これが何を示しているかというと
- 肝臓内で働く酵素が血液中に漏れ出している
- つまり…肝細胞が壊れたか、死んだという事
ガガガーン!
肝臓が…脂肪まみれになっとるで!?
35日目:身体と脳に大きな変化が
1か月経過した時点で体重は5kg増加
すぐに何か食べたくなり、満腹になりにくい
身体がとにかくだるくて、砂糖の補給を求めるように
その状態が35日目には更に悪化
- やる気がでなくて
- 運動がとてもつらい
- 吹出物ができるようになり肝機能は更に低下
脳を診てもらったガモーは
砂糖中毒による鬱状態に近い症状にあることが判明!
実験中の摂取カロリーは実験前の2300kcalとほぼ同じだったのに
- 太り、内臓脂肪は増え
- 肝機能も低下し
- 脳にも悪影響が
ガガーン!
60日間の砂糖摂取の結果:心身に及ぼす影響
60日間でスプーン2400杯分の砂糖を食べた結果
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【血液検査・身体測定の結果】
カロリーは1日2300kcalで同じだったのに
その摂取内容が変わっただけで
これだけの心身変化が起こったのだ!
肝臓病、心臓病、糖尿病、うつ病の危機に直面するまでに(;;)
実験後回復までに2か月かかった
砂糖依存に陥った心身を戻すのにガモーは2か月かかった。
でも、これは彼が元々チャレンジ前は健康的な生活習慣を送り
そのリズムを知っていたことと、
子供が生まれ父親になったこと、
妻の協力あってのことなのです。
砂糖摂りすぎ、砂糖中毒の自覚もあったしね。
通常はもっとかかると思います。
実は私も自分の食生活の糖分摂取量を計算してみようとしたんですよ、
この映画を見た後に。
ところが!
食品パッケージにかかれてる成分表示には
糖分の記載がないものが多いんです(;;)
今後なんとか実態を明らかにしいくとして…
最後に大事なことを1つ
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「どんな糖でも人体への影響は同じです」
これから詳しく
「糖」と「食品業界」がつくる闇にも切り込んでいきますが
この映画の感想の〆として大事な学びをここに。
このドキュメンタリ―映画の中で
専門家がこう言っておりました。
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ブラウンシュガーでも白砂糖でも
異性化糖でも濃縮果汁でも
人体への影響は同じです。
白砂糖は悪者で
ブラウンシュガーや黒糖や蜂蜜なら体にいい…わけねーだろ!
ということだけ、しっかり覚えておきましょう。
そもそも糖分が悪ではありません。
必要ですし、適量摂る分には体にいいくらいです。
摂り過ぎがダメなのです。
では、また~☆