ドキュメンタリー映画「あまくない砂糖の話」を観て
驚いたことの1つがアボリジニの食生活の変化です。
西洋食文化の侵入がアボリジニの人々の健康までも奪っていく…
詳しくはこちらのドキュメンタリ―映画をご覧ください。
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人々の健康よりも「儲け」優先の食品業界の驚きの戦略や
実際に砂糖や糖分を1日160g摂取する生活を60日間してみたら
どんな体に変化が起こるのか?の実験結果を見ることができます。
糖分はもちろん生きていくうえで必要です。
だた、気をつけないと現代の食料品には
「健康」とうたっている商品でも多くの糖分を含んでいるので
『糖分の摂り過ぎ』には注意ですよっ
コカコーラ社の売り上げ率世界一を支えるアボリジニの町
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変なタイトルになってしまいましたが
まー聴いてほしい。
すげーコカコーラや炭酸飲料、清涼飲料を大量に摂取している
アボリジニの町の話を。
2008年コカ・コーラ社は
「オーストラリア北部が売り上げ率で世界一」だと発表!
実はその大半を…アボリジニの人々が担っていたというのです。
アボリジニはもともと
1年間で小さな飴玉2~3個分相当の糖しか摂っていなかった。
それが西洋の食文化の侵入により「糖」を大量に摂るようになったのです。
◆ウルルから100kmの小さな町アマタ
飲酒が禁止されているアボリジニの町
この町では住民の食生活の変化が深刻な健康問題を起こしていた。
2007年、住民わずか400人弱のこの町で
消費された清涼飲料の量は何と4万リットル!
この町で何が起こっているのか?
この事態を危険視する地域開発員の男性の話によると
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この男性ジョニーがこの町にやってきた頃の
1973年当時は町の住民の食事全体の内
「店で買う食品」は全体の10%程度だった。
それが今はほぼ100%になったという。
その背景に何があったのか?
最も大きな影響を及ぼしたのは「外来種の侵入」
これにより、食糧源だった在来種の動植物が絶えた。
40年前はほぼ100%自給自足だった生活は
今やその真逆で100%食料品店に依存するように…
食料品店への依存は町に様々な影響をもたらした。
住民の健康状態は悪化 40歳以下の死者が多数
この町に何が起きたかをこう話す。
「食事を大地から得ていた時代は健康で病気知らずだった」
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でも白人が入植してくると
甘い食べ物が持ち込まれるようになった。
ビスケットやお菓子や清涼飲料などの加工食品
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住民の健康状態は悪化
このことに危機感を感じたこの女性や地域開発員ジョンなどにより
生鮮食品を住民に配り、食育もはじめ、住民の健康意識を高める
「マイ・ウィル」活動がはじまる
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マイ・ウィル活動により
砂糖摂取が大幅ダウン!
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ところが活動がうまくいってきたところで
政府がこの地域の活動への予算削減を決定
組織は骨抜きにされ…また元に戻りはじめてしまう
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コカ・コーラは店で売らなくなったが
姿を変えた加糖商品が店の棚に並ぶように。
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アマタの町の現在
- 多くの住民が透析治療を受けている
- 心臓病や喘息に苦しむ人も多い
- 若くして亡くなってしまう人が多く40才以下の死者が多数
このアマタの街の話の中に
非常に重要な情報がつまっている。
40年に渡る糖分過剰摂取の生活が
人々にどんな影響をもたらすのか?
ここにすべて明かされているようにも思えるなぁ…
1つの町の40年間の変化
私たちも学ぶべきではないだろうか