「高い生産性」を支えるために進む機械化・自動化の中で
機械の生産性を支えるために機械の奴隷となって働く人間たち
無知BBAの経済の仕組みを学ぶ教科書
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成長・拡大が義務づけられた市場経済
これまで見てきたように
市場経済・市場社会は未来からの価値の前借り、
借金で支えられているため「拡大・成長しなければならない」
成長・拡大が義務付けられている。
そのため「生産性の向上」に市場は必死になってきた。
産業革命以来、
あらゆる分野で工業化・工場化が進んでいる。
“機械は人間に服従を強いる”
機械による高い生産性が実現され
それを支えるために労働者は機械の奴隷になった。
生産する機械を停めないために
人が必死に働かねばならなくなった。
19世紀の思想家:カール・マルクス氏も
この点について指摘している。
今にはじまった事ではなく、
「蒸気機関」が登場した時からの事実なのだ。
進む機械化・自動化の中で労働者は消えるのか?
「無人化」が進んでいるように見える現在
更に加速する機械化・自動化の波は
市場から労働者を消し「完全・無人化」へ向かうのか?
この点について
カール・マルクス氏が興味深い指摘をしています。
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労働者を守るための「安全装置」が
市場経済の仕組みの中に仕込まれているというのだ!
市場経済に存在する「安全装置」
その「安全装置」は
労働の機械化が進むほど強く働き
“人間が生産から全て排除されないように防いでくれる”
という。
へ~安心とすぐに納得するわけにもいかない、
だってマルクスさんは19世紀の人だもの…
今は21世紀ですよ!
市場も「取引の場」がネット空間に移動しちゃってますし
デジタル化も凄まじいですしね。
と、いうことで
次回からはマルクスさんの安全装置が今も働いているのか
更に詳しく「知る」作業に入っていきます。