経済を楽しく(?)学んでいる無知BBA私です。
教えるの上手い人から習うと何故こんなに面白くなるんだろう…不思議
BBAの経済の先生はこちらです。
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今日も「進む自動化」と市場に組み込まれた
「労働者を守る安全装置」のお話です。
前回の「経済のイカロスの翼」を企業・経営者側から
見ていきたいと思います(‘v‘)
市場経済のミダス王たちの欲望
市場経済の中の企業や経営者の中には
(ほとんどだったりして…)
- 事業から「人間(従業員・労働者)」という面倒な要素を排除して
- 有能で従順な機械が生み出す商品を
- 独占的に販売し利益を得たい
と激しく欲している「自分の利」だけを追うミダス王たちがいる。
ミダス王達が欲深くなるほど望みと反対の結果に
事業から面倒な要素である「人間」を排除しようと
機械化・自動化を加速させていくと
経済のイカロスの翼が溶け価格が下がりはじめる。
①借金で最新の機械・設備に投資していた起業家は気付きはじめる
『あてにしていた利益が実現できない…』
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②自動化と企業間競争の激化で多くの製品価格が一斉にコストを下回ると
競争力が無く効率の悪い企業は大きな損失を抱えて倒産!!
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③企業倒産+失業者が溢れ
経済の循環がとまり、経済危機が起きる
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④造っても売れないので人も機械も余り、不要に…
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そして、生き残ったミダス王はあることに気が付くのです!
経済危機を生き残ったミダス王が気付いた事
経済の循環がとまり
モノが売れなくなり
人も機械も不要になった市場社会で
この状況を何とか生き残ったミダス王は2つのことに気が付く。
①多くのライバル企業が消えていったので
競争が減り価格を上げることができる!
⇒結果、事業はちょっと上向きに
②どんどん新型が出る機械に投資していくより
人間を雇う方が安上がりじゃない?!
雇用は消費者を育てることでもあるし
消費者が豊かになれば商品は売れ経済も上向きに
こうしてやっと欲深きミダス王達は悟るのです。
「事業から人間という面倒な要素を排除しようと
自動化をおし進めても、望んだ状況と反対の結果をもたらす」と。
ちなみに、ミダス王って
王様の耳はロバの耳のあの王様なんだって!
なかなか逸話の多い王様じゃ~