今回は「酒のネット注文サービスの先駆者」としてビジネスで成功した
ゲイリーに話を聞いている中で、資本主義の競争をダメにし
腐らせた犯人たちの姿が見えてきたよ!驚きの展開に・・
遂に話はレントシーキングに向かっていくよ!
イヤな金持ちにみえて
ハングリー精神でビジネスの世界を必死に戦っている人もいる。
今回のインタビューは「イヤな金持ち」でも
堂々と勝負している人と姑息な手を使って金を得ている極悪金持ちの
違いが明確になるよ。
私がはまっている経済ドキュメンタリー
「ジャイアント・ビースト」はこちら
⇓
第2話:金持ちはイヤな奴
遂に経済と政治の世界を繋ぐ「腐りの元」の
レントシーキングに話は進んでいくよ。
- 若き成功者ゲイリー・ヴェイナチャックの爽快インタビュー
- 「ビジネスはスポーツ 時として残酷さは必要だ」
- ビジネス界の最悪の存在~金でルールを変える金持ち
- 金でルールを変える~レントシーキングとは?
- 人々が怒りを感じている産業はレントシーキングに侵されている
若き成功者ゲイリー・ヴェイナチャックの爽快インタビュー
推定資産1億6000万ドル
酒のネット注文サービスの先駆者で
若き成功者ゲイリー・ヴェイナチャック
クセの強い彼は
メディアも積極的に活用し
ファンも多いがアンチも多い。
そんな彼のもとをカルは訪ね話を聞く。
ゲイリー自身、自分がどう思われているかよく理解している
- 自信家で
- 言いたい事をいい
- 悪態ばかりつく
- エゴの塊
そう思われているのは知っていると話す。
「嫌われやすいが、この評価を覆すのが楽しい」と彼は笑う。
「ビジネスはスポーツ 時として残酷さは必要だ」
この言葉を聞いた時
「スポーツマンの気概でビジネスしてるのか?」
と引っかかるモノがあった。
「時として残酷さは必要だ」がスポーツマンシップと
イコールにならなかったから。
でも彼がいう残酷さとは
「勝つために攻める」
「相手の弱点を突く」
ということらしい。
彼は「勝つこと」にこだわる。
それが強気な姿勢になって表れているようだ。
貧しい移民の出である彼は
9割の親が子供に「守備」を教える中で
自分の両親は「攻撃」を教えてくれたことに感謝していると話す。
生き方の姿勢の話ね。
彼は家は貧しく、学校の成績もよくなかったという。
でもビジネスの世界は「スポーツ」と同じで
貧しい家の出でも勉強ができなくても「攻めの姿勢」で成功できたという。
自分には選択肢がないから「攻める」しかなかったと。
ところが
彼がスポーツと同じと語るビジネスの世界も
「負けを認めない老いた金持ち」達により
腐りはじめているという・・
若者や新規に挑戦する人たちの勝負するチャンスを
根こそぎ奪っていく者たちが・・
ビジネス界の最悪の存在~金でルールを変える金持ち
「ビジネスはスポーツ」と語るゲイリーが
ビジネス界の最悪の存在と称したのは・・
若く、新しい有能な人達の参入を快く思わない
「プレイヤーとして自分の衰えを認めない老いた金持ち達」
彼らが最悪だとゲイリーは声を上げる。
彼らは負けを認めたくないから
金でビジネスのルールを変える
ビジネスの世界は審判を金で買収し
八百長だらけになっているという・・・
そんなやり方は「負け犬」の手口だと彼は憤る。
金でルールを変える~レントシーキングとは?
金を使ってルールを変える
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「ルール」を動かせる人(政治家や権力者)に
賄賂を渡し、自分たちに有利なルールで市場を支配する
具体的な恐ろしい手口は
番組内でドラマ風に解説してくれています。
法律を変え
自分たちの市場から競合をしめだし
客をも自分たちのルール下に置くのです。
客に選択肢はない・・・企業側に従うしかない状態にするのです。
人々が怒りを感じている産業はレントシーキングに侵されている
これ、めちゃくちゃ大事な部分です。
私も携帯通信会社にはモヤモヤしたものを感じていたので。
携帯会社についてはカルも怒りを感じているようで
アダムの話によると
携帯会社は多額の金を払い、その周波数の電波権を勝ち取っているため
「電波を支配してるから客を軽んじてもいいと思っている」という。
その事業に参入するために
多額の金を必要とする産業・業界は
少数企業による独占になりやすく
顧客満足よりも企業利益をゴリゴリ追求する方に力を注ぐというのだ。
そして賄賂で法律を味方にする・・完璧やないか!?
アメリカの話と思っていたが
急にレントシーキングが身近な問題になった。
日本も多いんじゃね??
みんなが怒りを感じている産業
考えてみよう。
そしてこの話は「ドバイ経済」に向かっていきます。
ドバイの経済の真実、実態にびっくり!
では、また次回