解読しよう!と真剣に見つめるほどに
底が見えない深さを感じる「般若心経」…
でも、頑張って探求してみます。
本日はこれまた難解な一節
無無明亦無無明尽の解読①分解
まずは意味ブロックの小分け=因数分解
- 無・無明
- 亦
- 無・無明尽
漢文を和訳する感じにするなら
「無明は無く、また無明が尽きることも無い」
と書いてあるようだ。
無明というものは無く、
だからこそ無明が尽きることも無い?!
無無明亦無無明尽の解読②無明とは?
「無明」について書いてある一節なので
まずは無くて尽きることも無い「無明」から理解を
四苦八苦=人間の苦悩のはじまりは「無明」とされています。
つまり「そのことについて知らない」為に苦悩が生まれる。
無明とは明かりがない状態。
目の前に何かあるけど、真っ暗で見えない状態。
「わからない状態」だから怖いし苦悩が生まれる。
更に「仏教語」としての「無明」は
- 真理に暗いこと
- 智慧の光が無い状態
を指し、更には
『形而上学的は世界の本質について無知であり誤解している状態』
⇓
『世界が無常で無我であることを知らない状態』
のことだという。
自我に囚われてる内は
「無明」から抜け出せないのでは?!(BBA焦る)
無無明亦無無明尽の解読:まとめ
無明というモノはそもそも無い。
そもそも無いのだから無明が尽きることも無い。
「世界が無常・無我で空であるため」
私が「知ろう」として世界を覗き注視すると
私は「無常=変化し続けてる」世界の
静止した一瞬を視ることになる。
それを持って「知った」としても
それは無常な世界の全体を理解したことにはならない。
だから無明が尽きることは無いってことだろう。
では「無無明とは?」
たぶん、世界が空であるから無明は無いってことなんだと思う。
自我が「見つめる」から「仮想世界」で無明故に苦悩するってことでしょう。
無常・無我の世界に無明は無いのにって。
シェルドンが言ってた
「瞬間移動の問題点」に通じるものありますよね。
今の私とは
「今、この場における量子状態」のこと。
哲学と科学が融合してきた…
では、また~☆