ここが非常に難解です…老死=生・老・病・死のことを云っているのか?
無明~老死までの十二因縁のことをいっているのか…
どっちもなのか? BBA大混乱の一節なのです。
大混乱の一節ですが
今のBBA私なりの理解を
ここに書きだしていこうと思います。
心が成長したら
また見えてくる意味も変わるのでしょう。
亦無老死尽~解読①亦・無 (老死尽)
漢詩・漢文的にまずは和訳していってみます。
「亦、老死が尽きることも無い」
老いて死ぬことが無くなることも無い
『老いて死ぬという運命から逃れることはできない』
ともとれるのですが
ここは前の一節とセットで考えてみましょう。
亦無老死尽~解読②乃至無老死 亦無老死尽
「無無明亦無無明尽」と同じ構成になってますね。
でもポイントは「乃至」によって
語られている内容が「十二因縁」全部におよぶってところ(^^;)
無明からはじまる「苦」
- 無明
- 行
- 識
- 名色
- 六処
- 触
- 受
- 愛
- 取
- 有
- 生
- 老死
これが”尽きることも無い”っていってる。
私たちが何かについて
見て、感じて、認識しようとするとき
私たちは世界の真理「無常、無我」を離れ
「自我」に捉えられてしまうので
私たちが生きて思考し続ける限り
「亦無老死尽」なんでしょうね。
亦無老死尽~解読③量子状態が変わるだけ
私から見ると「老い」や「死」だけど
実際は「量子の状態」が変わっただけ。
私から見ると「負の変化」であり「無になる恐怖」が
そこにはあるのですが
全体でみれば「状態が変わっただけ」で
何も減っても無くなってもいない。
この世界の真相は無常(変化し続ける)ので
変化の流れの中の「老死」が無くなることは無いってことかな。
「若い生」のままとどまっていることなど無い、ありえないってことか。
私が「老い」や「死」に目を向け、意識する限り
「老い」や「死」はあり続けるともいえる。
無常・無我の世界を
覗いてどう切り取るか=どう見えるか
これは私次第だからかぁ。
あなたはどう理解しましたか?
では、また~☆