えっ本当?!って思った一節
でも、ここの部分から私の理解も深まって行くことに…
この部分、私は「解読しよう」と深掘りするまで
めっちゃ浅く理解し誤解しておりました(^^;)
乃至無老死の解読①BBAの誤解
実は誤解でもないんですが
私が初めに「そのまんま」の意味で理解した時の解釈がこれ
漢字をパッと見て
「老いることも死ぬことも無い」
という意味かと思ったのです(--)
でも、これだと「乃至」が要らなくなっちゃう…
「A~Zまで」のように
範囲のはじまりと終わりを示し、その範囲全体を意味する言葉なので
⇓
乃至無老死の解読②「無無明乃至無老死」
前の節から「乃至」の範囲を示す部分を持ってくると
たぶんこうなる
「無無明乃至無老死」
⇓
「無明から老死まで」無い
◆無明~老死までとは?
「十二因縁」のことを指している。
お釈迦様が人間の「苦」が生じる根本を探っていったところ
誰もが持つ最大の苦は「老死」であるところから
その苦の発生源を探っていくと
老死⇒生まれること⇒有(存在・生存)⇒取(執着)⇒愛(渇愛)⇒受(感受作用)⇒触(外界との接触)⇒六処(六根)⇒名色(物質的現象世界)⇒識(識別・区別)⇒行(志向作用・行動・力の作用)⇒無明(無知)
となり老死からはじまり無明に行き付く。
つまり人の「苦」は因果の道理に対する無明からはじまるんだって。
「無無明乃至無老死」とは
この「十二因縁」の全てが「無」だよっていってる!?
でも、これはここで完結しないのです。
次に続く「亦無老死尽」とセット
「十二因縁」を否定するんかい!?
とザワッとするも
次に続く部分にはこうあるのです。
”亦無老死尽”
また老死が尽きることもない…
まとめは次回に持ち越しです(^^;)
難しいぜ~般若心経