なんか、めっちゃ不思議な「神の手」の関与を感じるサメ映画です。
ＣＧのサメが、もはやアニメーション！という斬新な作品です。
↑
こんなにサメは出てこないよ～ レギュラーの3匹だけだよ～
全体にサメ冒険ゲームしてる感じになる映画です。
映画 ホワイトシャーク～あらすじ
人気の「秘境旅」動画チャンネルをチームで運営している若者5人
元々この動画チームを運営していたリーダーの姉に憧れる妹リンジー、
彼女は最近チームに入ったばかり。
美人でスタイルも抜群、加えて可愛らしいリンジーが
出演者として加入してから再生数は更に上昇し、番組ファンにも好評！
リンジーとセブのチーム内美男美女カップルの恋愛にも注目が集まる。
そんな中、更なる再生数上昇を求め
5人はダイビングの聖地レッド・ロック・コーヴでの撮影旅へＧＯ！
「秘境旅」をうたう彼らは
「立ち入り禁止区域」での撮影を計画
危険なことを嫌がるリンジーは恋人セブに説得され
姉たちがチャーターした小型飛行機に乗り込んだ。
実は姉ペイジは現地ガイド兼操縦士のハビエルに
強引に頼み込んで、トランスポンダーをＯＦＦにし
偵察レーダーに見つからないよう超低空飛行で
立ち入り禁止区域へ向かうように指示していた（アカン！）
意気揚々と機内で騒ぐ彼らに思わぬ事態が！
なんと飛行機の翼が破損し、機体はバラバラとなり海に墜落してしまったのだ。
リンジーたちもバラバラに海に放り出されてしまった。
リンジーは必死に仲間を探すと
元陸軍兵の女性メンバー・カハイアとセブと合流。
大ケガを負い、瀕死のハビエルを励ますリンジーだが
ハビエルは彼女たちに
- トランスポンダーの電源を切っていたため救助は来ないこと
- 尾翼にある救助無線機を作動させれば救助の可能性があること
- 目指していた無人島（大岩）には非常用品があるだろうということ
教え、その後 息絶えてしまう。
カハイアが潜水して海底を探ると
近くに機体が沈んでおり尾翼も発見！
更に救命ボートを見つけリンジーたちのもとへ
ボートを膨らませ乗り込むリンジーとカハイアを見守り、
セブは非常用品の中に「無線があるかも」と一人島に向かって泳ぎだす。
リンジーは「ひとりじゃ危険よ」とセブを止めるのだが
そんな彼の背後に3つの大きな背びれが迫ってきていた。
「サメだ！」と気が付くと同時に
セブの体が海の中に引きずり込まれ、あたりは血の海へ。
ここから、リンジーと仲間たちの
秘境の海でのサメとの命がけのバトルがはじまる。。。
※以下、ネタバレ有の考察いきます
サメが！ＣＧ通り越してアニメーション
メインとなる3匹のサメですが
ＣＧ通り越してアニメーションのようになっており
全然、怖さも迫力も有りません（＾＾；）
動きも単純化されているのが
3匹が並んで泳ぎ迫ってくるシーンは
どのシーンも「まったく同じ！」という安定感（機械感）
ただ、「斬新！」と感心した私です（＾＾；）
サメのシーンがアニメーションになっているので
どっちかっていうとサメの「ゲーム」画面見ているようです。
都合よく必要なものが出てくる「神の手」演出
「なんでや！」というシーンがいっぱいあった。
この映画の神はヒロインのリンジーに激甘なのだ。
怖がりでダイビングもできないひ弱ちゃんかと思いきや、
急に救命ボート見つけたあたりから
「サバイバル番組のオーディション受けた」
というサバイバル技術ありますよ～女子へキャラ変（？－？）
更には、彼女が仲間を失い一人ピンチに追い込まれる度に
「お助けアイテム」的な役立つ道具が目の前に現れちゃう！
そして、探していた別のメンバーを発見できちゃうのだ（？－？）
メンバーからすると、彼女は女神のようで
「彼女に発見される⇒死」設定なので実質「死神」（－－；）
でも、映画の神が激甘になっちゃうのも納得の
可愛い主人公なのだ（＾＾）
サメ映画に見せかけて、姉妹版カインとアベル話！
サメ対人間のパニック映画かと思いきや、
後半になって「実は姉妹の嫉妬と確執からの和解」が話の軸だと知らされる。
なんやて！
でも、妹カップルを見る姉の表情や
随所に仲間とチクチク陰口や嫌味いってる場面あったから
「気づいてたよ～」
私はもっと性格が悪いので
海に投げ出されて、なかなか姉だけ見つからない時
「もしかして、過激な動画撮りたくて
リアルなパニック＆惨劇動画をアイツがどこかで撮ってるんじゃ…」
と疑っておりました（＾＾；）
結果的に、実はそれなりに「いい姉ちゃん」だった（；；）ごめん。
親の愛を巡る嫉妬と心の闇からはじまる
「カインとアベル」的な兄弟真理は姉妹にも同じように働いているようです。
人間が根源に抱える心理なのかも。
とにかく、めっちゃ喰うサメ3匹と
なんだかんだで行動派なヒロインの爽快（？）サメ映画です。
酒を飲んで、「なんでや！」とツッコミながら楽しめる。
