姉と弟がキャラ濃いために、その存在感が極薄に思える「ツキヨミ」さん(;;)
漫画だったら絶対惚れちゃうキャラなのですが…
知れば知るほど影の濃い神様なのです(^^;)
日本人なのに、日本の神話なにも知らない…
寺社巡り好きなくせに、そこにどんな神さまが祀られているか何もしらない…
という自分の無知ぶりに気が付き、日本の神様について調べ中
これがね、日本の神様たちって皆いいキャラしてるんですよ~
神話にある話も面白いし☆
イザナギな黄泉の国から逃げかえってきて
日向の海での禊で生み出した神の中でも後世に名をとどろかせる
アマテラス大神とスサノオ尊を姉と弟にもつ三貴子の一神が「ツキヨミ命」です。
唯一の神の神霊「月読命」
月読命=月夜見命=ツキヨミ命
(日本の神様は名前が多い)
日本の神様の名はたぶんその「音」に意味があります。
だから「ツキヨミ」という響きが大事。
姉アマテラスが「日・太陽の神」であるのに対し
ツキヨミは「月(夜)の神」なのです。
海と空を支配するスサノオよりも先に生まれていることにも注目!
太陽と同様に「月が地球に及ぼしている影響」も偉大だと
古代の日本人達も感じ取っていたのでしょう。
その月の神秘な霊威を示す、唯一の月の神霊が「ツキヨミ」命なのです。
太陽に関係する神様はアマテラスの子や孫たちをはじめ
けっこういるのだ(^^)太陽の生成力凄かりし!
月を読む=月の観測の重要性
古代、月の動きを注意深く観測し「歴」が定められ
農事を占う専門家もいたんだってよ!
まーそれだけ自然と共に生きていくためには
重要な「先を示してくれる」存在が「月」だったということでしょう。
なんで、太陽じゃないのか?
もちろん太陽の動きも観察していたと思われますが
私がここまで「知の探究」をしてきたところ
「月は地球の水を支配している」と思われます。
支配っていうよりも「強く影響を及ぼしている」って意味ですけど。
そんでもって、更に私の中にある「見えてきた仮説」でいうと
空気中の水と夜の地球に強く影響を及ぼしている月は
「人間の集団の無意識(奥深くで繋がる潜在意識)」にも
強い影響力を持っているとおもわれます。
人々の意思・想念は大気中に放出され、
空気中の水分と共に漂ってるそうです。
場の空気感とか社会の空気感として感じるのは
空気中の水分に含まれた人の意思・想念の影響なんだって。
まーだから、水が深くかかわる農事や
人びとの想いがつくる社会の流れを読むのに
「月を読む」「月夜を見る」というのは納得できる私です。
弟スサノオに負けぬ乱暴者!
私は「月」のイメージから
華やかな姉、乱暴で自由な弟という個性強めの姉弟に挟まれた
温厚で静寂好きな控えめな神かと思っておりました。
ところがどっこい!なのです。
スサノオ尊にも負けない乱暴者っぷり(@。@;)
⇓
◆食物の神を殺害したツキヨミ
ある時、ツキヨミ命は姉アマテラス大神の使いで
食物神ウケモチのもとを訪ねます。
高天原の長であるアマテラス大神の使いであるツキヨミを
喜んで迎え、歓迎してくれたウケモチ神(^^)
日本の神様というのは自身の体を通して
涙や汗や血を流したり、尿などの排出することで「生成力」を発揮しますよね。
食物神ウケモチの場合は「口から様々な食物を吐きだして」生成するのです。
ウケモチは口から様々な食材を吐き出し、
多くの御馳走でツキヨミ命をもてなしたのです。
ところが、その様子を見ていたツキヨミは激怒!
「口から吐き出したモノを喰わすとは!」と
ウケモチ神を突如斬り殺してしまったのです(;;)
喜んで迎え入れ、歓迎の膳まで用意してくれた食物神への
このあまりにも乱暴な行い…
このことを知ったアマテラス大神は大激怒!
◆この件でアマテラスと決別!
ツキヨミの乱暴な行いに大激怒したアマテラス大神は
ツキヨミを許さず、2神は不仲となり顔も合わせない関係に
⇓
そのため
アマテラス大神(太陽と日の神)とツキヨミ命(月と夜の神)は
永久的に昼と夜とに分かれて住みようになったんですって。
(なるほどね~)
たまに日中に顔をだす白い月は
姉への歩み寄りを示しているのでしょうか?
とうことで、今回は「三貴子」姉兄弟を中心に
ツキヨミ命を紹介しましたが
次回はグッとツキヨミの神秘な力の話をしたいとおもいます。
つづく