この十柱の神は十神全体(ヒトマトマリ)で何を示しているのでしょうか?
日本人なら~古代日本の智の研究をすべし!
日本語のヒビキの神秘構造に触れるべし!
古神道の世界に触れるべし!
日本の武道、合気道の世界に触れるべし!
そして、これらを経て、「古事記の解読」に挑むべし!
ということで、古事記の解読の続きへ
右の件、八十禍津日神より以下、速須佐之男命より以前、十柱の神は御身を滌きたまひしに因りて生れませるぞ。
(「古事記」より)
十柱の神は「物実(ものざね)」からではなく、イザナギ大神がその御身を滌(すす)きなさった事に因って「生(あ)れませる神ぞ」と書かれております。
十柱(?)
- 八十禍津日神・大禍津日神(二神)
- 神直毘神・大直毘神・伊豆能売(三神)
- 底津綿津見神・底箇之男命(二神?同一神の二面?)
- 中津綿津見神・中箇之男命
- 上津綿津見神・上箇之男命
- 天照大御神・月読命・建速須佐之男命(三貴子)
十四神いるんですけど⁉
どう数えたら十柱になるの⁇
「伊豆能売」を禍の神と直す神の間に立つ巫女と捉えると、神というよりは「神人」に思えるし、たぶんですが後に生れる「天照大御神」の予兆的存在にも思えるから…柱にカウントしないとして
3・4・5の三綿津見神と三箇之男命は「同一神の別面」だとして、まとめて三柱と数えると
三貴子を足してちょうど十柱か!!
この数え方でいくと、天照と月読は表裏一体ってわけじゃないんやなφ(..)メモメモ
んでな、この「御身(みみ)+滌き(すすき)」=身滌き⇒ミゾギで生まれた十柱の神って一団で何を表していると思います?
一説によると「アマ界を照らす太陽神(聖なる生命の光)」が生まれる為の環境場の創造を表しているといいます。
確かに「アマ界を照らす太陽(光放つ一点)」っていうのは「天之御中主神のウツシ」に思えます。確かにこの意味もあるだろう。
けども!
私としては「海神が六神も」誕生している点が気になっております。
何気に「禍津日神(マガツ日神)」は曲がつ日神で「月(月光)」を、「直日神(ナオ日神)」は直の日で「太陽(太陽光)」を指しており 生命の生成化育を促す「陰陽の光」がアマ界に発生したことの示しで
この場面の肝は「須佐之男命=水の惑星・地球」の誕生を表しているんじゃないかと思うております。
この「地球の誕生」というのは、シュタイナーがいう所の「地球紀」における原始地球から太陽と月が分離し、地球の外側から太陽と月の影響をうけるようになった今の地球環境が完成したことを指しているんだと思うのです。
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詳しくはこちらを読んでみて~
もっというと、太陽・月・地球の生命環境(宇宙態)の完成を示すと同時に主役である”「地球」ってのは生成祖神の力が「水(海水」)にウツされた生みの星”ってことを十柱の神は表しているんだと思うのです。
(つづく)