プロ独女のライフハックブログ

BBA独女みつまるが「今」気になることを追いかけ綴る人生冒険日記

【量子論への寄り道】(51)~なぜ原子の中で電子は遷移するのか?

原子の性質・構造ってのは我々の基礎を成すモノであると

考えながら「水素原子の電子の動き」を見ていきましょう☆

 

無知な私に「量子論の世界」を優しく案内してくれる良書

 

「そもそも」の疑問として

なんで安定軌道にある電子が別の軌道に移動するのか?

って部分を見ていこう。

これってさぁ、「個々の存在を分ける境界」に関係してくる問題じゃない?

 

『なぜ原子は光を放つのか?』

⇒水素原子はなぜ光を放つのか?

”外側軌道から内側軌道へ電子が移動するときに

エネルギー差を光(電磁波)として放出する” と判明しました。

では、『なぜ原子の中で電子は軌道を遷移するのか?』

その仕組みを見ていきましょう。

そもそも「水素原子の線スペクトル」はどういった実験で観測されたのか?

この時の光=「水素原子から放たれた光」の線スペクトルがこちら

 

「この時」水素原子に何が起きていたのか?

高い電圧の放電エネルギーをもらい(受け)、

水素原子中の電子は通常よりも「高エネルギー状態」になり

※これを「励起(れいき)」っていうんですって

励起した電子は「より外側」の軌道に遷移するが

非常にたくさんのエネルギーを受けた場合

電子は原子内にとどまっていられず「原子から飛び出してしまう」(←電離という)

※水素原子は「1つの陽子+1つの電子」から成るってことを気にとめつつ先へ

原子から飛び出してしまった電子ですが

「その高いエネルギー状態」を長時間保つことができないので

”やがて電子はエネルギーを放出して内側の軌道に戻ってくる”

この時に、電子が放出したエネルギー=光(電磁波)として出現するのさ

 

「やがて」という表現ですが、時間にすると

①1/10億秒~1/10万秒ほどの短時間で内側軌道に戻ってくる時に放つ光を「蛍光」、

②1/1000秒~10秒という長時間をかけて内側軌道に戻ってくる光を「燐光」という

そう、

蛍光は蛍光灯に使われている光だし、燐光は夜光塗料が発する光なんやで~

けっこう身近に活用されててビビるよね(^^;

 

ここまで「原子の構造」、「原子内の電子の動き」を追ってきて「あれ?」と思うことなかっただろうか?

私は大いに「あれ?」と思った。

原子・元素のマトマリ(結合・塊)である我々個々の生命や物体を「個々の存在」たらしめる「境界の壁」の根源を成すであろう「原子の外郭」無くない??

 

しかも”陽子1つ(原子核)に電子1つからなる水素原子”の電子が

外部からの高圧・エネルギーで外に飛び出しちゃったら…

それが一瞬であっても「その間、原子つぶれてるんじゃないの?」(?-?)

 

こんな事を想いながら「人間」という存在は

どんな構造・状態を成しているのかを再考してみると

今まででは想像もできなかった姿が見えてきたのです。

 

(つづく)

 

 

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