ボーアの前期量子論から「量子物理学」へ進んでいく~
無知な私に「量子論」の世界を優しく案内してくれる良書
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ボーアの原子模型(原子モデル)の不完全な部分を「完全なる」モノにするための追及が「量子物理学の入口門(扉)」を開ける鍵になりました。
鍵であると同時に「この道」を行く者の足元を照らす明かりになってるね~
ボーアの突飛な仮説に基づく「原子モデル」
仮定①電子は決められた円軌道上だけを動いていて、その円軌道の半径は「ある条件」にあうとびとびの値のモノだけに限られる。※「ある条件」=ボーアの量子条件
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仮定②この「決まった軌道上」を回転運動している時、電子は定常状態となり電磁波をださない(なんでかわからないけど、そうなっている)
仮定③電子が別軌道にジャンプ(遷移)する時、電磁波を放出したり吸収したりする。
その電磁波のエネルギーは2つの軌道をそれぞれ廻っている時の電子のエネルギー差に相当する。
これらの「仮定」を基にしたボーア原子モデルは
水素原子の線スペクトル×バルマー系列を見事に説明できるから
この「仮定」はでたらめではなく正しく成立しているようだ…から、
その「根拠」を探しがこれからの課題や~!
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ってことで
従来の古典物理では「見えなかった」法則が渦巻く世界へ
智の探究を進めていくのです。
しかし、この「根拠探し」は既存の智では見えない世界・法則に斬りこむ
更なる大胆な発想を必要とするため難航し10年以上の歳月を経て
フランスの物理学者ド・ブロイのアイディアにより「突破口が開かれた!」のです。
1913年:ボーアの原子模型 確立
1924年:ド・ブロイは「電子を波として考える」「電子は波の性質を持つ」というアイディアを発表
今から約100年前に、ここまで人類の智は進んでたのかぁ…私ったら200年は遅れてたぜ。
ここから更に「電子」に限らず、「物質はすべて波」ともとれる「物質波」の発見に繋がっていくんや~
この本が示す内容がより面白く、興味深いものになってきたぞ~
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つーことで、「量子物理学」の門を開け
その道を進む準備ができたので「Go!」や~
※偉大な発見、この世界を構成している法則探しのための「思考法」「思考姿勢」を偉大な先人たちから学び、古代の智恵の理解を深めるための寄り道です
(つづく)