ここ2日ほぼ、便意からの排便時腹痛で悶絶していたBBA私です。
今はだいぶ落ち着きをおり戻し、原因はわかっているので回復に努めております。
そんな時横になりながら読んでいたのが「夢のような幸福」
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三浦しをんさんのエッセイは何年経っても色あせず面白い!
その文章が、まるでご本人が私に向かって話してくれているような臨場感なのさっ
色々気になることばかりのこのエッセイ
その中でも今回の再読で一番気になったのは
『花研データランド』のイボンヌに激しく嫉妬した話だ。
三浦しをんを文才で圧倒した「イボンヌ」様
その正体はジャガーさんなんだけど…
詳しくは「ピューと吹く!ジャガー」の3巻を読んでみてね。
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さて、話を先に進めよう。
BBAが気になったのは
夢のような幸福 (新潮文庫) 171ページからはじまる
うすた京介先生の言語感覚の面白さに歯がすり減るほど
歯ぎしりしている話だ。
そのはじまりがこちら
特に「ピューと吹く!ジャガー」の三巻には
歯ぎしりするほど絶妙な言葉遊びの回があって、
私はシャッポを25回くらい脱いだ。
※P171より
簡単な説明があって
彼女が「イボンヌ恐るべし!」と思った部分が
確かにもの凄い「言語感覚」なのだ。
どんな状況かというと
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『花研データランド』というインターネットサークルのオフ会が舞台
⇒「乙女チック花言葉研究サークル」
インターネット早期の掲示板やチャットでの文字交流サークル
オフ会に参加することになった白川高菜(ハンドルネーム:夢~眠)
は会合場所である「ファンシーカフェ エグゼクティブ デシショワール」に向かう。
夢~眠は今回のオフ会に
ネット上で「いつも斬新な切り口で乙女心を表現する」
イボンヌさん(正体:ジャガーさん)が来ていると知り憧れと闘志を燃やす。
そして怒涛の「オリジナル花言葉大会」がはじまったのだ。
ーーーーーここまでの設定や名称だけでもかなりキテる!(BBA心の叫び)
「オリジナル花言葉大会」とは
⇒花言葉を乙女チックに表現するというものらしい…
先手イボンヌ(正体:ジャガーさん)
⇒「純くん不潔!」と表現
これ、すごくないですか!?
私も後々、じわじわとこの表現の凄さが沁みてきたよ。
周囲の誰も、イボンヌの凄さに気が付かない中
夢~眠だけは気が付いていた。
「純君を不潔呼ばわりすることで、乙女の純潔さを際立たせたのよ!」と。
私もさらっと夢~眠の意見に同意したが
後になって、「あの不潔呼ばわりされた少年の名前なんだっけ?」
思いだそうとしてもう一度読んで気が付いた…
純くん不潔!
「純潔」を因数分解しそれぞれに新たな意味を持たせ
更にまた1つにまとめて、
まったく逆の意味「不潔」と更なる際立った「純潔」の
2つの存在を生み出している!!
めっちゃ凄くない!?
これが言葉感覚ってやつか~文才ってやつか~
言葉表現+漫画表現+活字表現の3方向で死角なし!
んで、この後も夢~眠とイボンヌが
これまた「くぅ~」っとくる闘いを繰り広げるのです。
『花研データランド』楽しそうっ
インターネット早期の時代って
「誰」ともわからぬ者同士の言葉の応酬(遊び心&ユーモアベースの)があったなぁ
BBAもそんなネットの中の顔のない言葉の匠たちの言葉で
今でも「これは!」と思い記憶しているものあるもの。
花研参加してみたいので
BBAも「純潔」を乙女変換に挑戦中
「白いワンピース」とか平凡でド・ストレートな一球目が頭に浮かんでしまい…
「今や、それは貞子の代名詞や~、アカ~ン!」と自分でダメだしした。
色も白く、黒髪ロングで、白いロング丈のワンピースがよく似合っている。
しかも井戸から這い上がってくるガッツまである!
昭和の少女漫画の逆境から幸せ掴む主人公にピッタリや~
今のキラキラ写真や動画文化もいいけど
文字によるユーモア交流やバトル文化もまた盛り上がるといいなぁ
今もBBAの脳内では「オリジナル花言葉大会」開催中
では、また~☆