「赤ずきんちゃん」系統の話かと思ったら…
死を告げる嘆きの妖精バンシーが茶色じゃなく赤ずきんマント着てるだけだった
昔の特撮映画の趣もある「そこそこ」の面白さの映画です。
立て続けに「ポスターに騙された!」気分のBBA私です。
ポスタービジュアルを見て勝手に期待した私の落ち度っす(;;)
でも、「バンシー」なる存在を知ることができたのは良かったわ。
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バンシーを封印する巨大な鉄の手裏剣!
これが封印の鉄箱になる点は好きな演出っす(^^)
映画「スクリーム・オブ・バンシー」あらすじ
12世紀(確か1159年頃)に死闘の末
テンプル騎士団により鉄の封印箱に封印されたバンシー
箱の鍵となるテンプル騎士団の籠手が
時を経て現代の大学の考古学研究室に
何者かによって送られてきた。
一緒に同封されていた地図が示す場所に行くと
そこには鉄の封印箱が…
モーラ教授は進行中のプロジェクトを一緒にすすめる
学生2人とこの箱を開けてみることに
封印を解かれ現れたバンシーのミイラ化した頭部
恐ろしい異形のこの頭部が叫び声をあげ
爆発し吹っ飛んだ時、バンシーの死の呪いが再び始まった。
殺戮の妖精バンシーの叫び声を聞いた者は死を免れることができない。
バンシーの声を聞いた教授と学生たちは
悪夢とリアルな幻想をみるようになり
バンシーの影を感じるようになっていく…
誰が籠手を送ってきたのか?
封印箱を開けさせるよう仕向けた人物の狙いは何か?
バンシーの死の呪いから逃れることはできるのか?
美術さんの頑張り!鉄の変形封印箱好きっ
この映画そのものは…面白くなかったけど
鉄の変形封印箱は好きです(^^)
巨大手裏剣 兼 盾になっており
これを騎士がバンシーに向かて投げ落ちると
バンシーの頭部を切り落とし、
くるっと箱型になってそのまま封印する仕様
かっこいいっ(><)
BBAこういうの好きなんす…鉄の箱+変形+切断…やべぇ
バンシーの表現もマンパワー炸裂です。
特殊メイクとか、生首造形とか
でもその点でいうと
「遊星からの物体X」のがやはり上なかぁ
マンパワーの恐怖の造形でいえば
エクソシストの少女が最高峰でしょうか。
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本来のバンシーは「死を悲しんで泣いている」
そもそもバンシーとは
人間を死の呪いで片っ端から殺していくような妖精ではない。
むしろ逆で「死を告げる妖精」ではあるが
その訪れる死を「悲しんで鳴いている」のだ(;;)
しかも屋敷僕ならぬ屋敷妖精のようで
その一族の人間に関わる死の嘆きしかしないようだ。
バンシーがつく家というのは名家だけなんだよ。
他にもいろいろ面白いバンシー話が転がっているので
それを1つ1つ集めていくのも楽しいかも。
男の幻想を女がぶっ壊す!
そもそも鉄の封印箱に自分の思想幻想世界をのせて
激しく妄想を暴走された老人学者の計画だったようで…
んで、その男のこじらせたロマン(暗黒浪漫だけど)を
現実主義の強い女たちがぶっ壊すという話でもある。
男の妄想ロマンを賢く強くたくましい女が
粉々にぶっ壊していく話になっているのです!
前半の貞子のような役割のバンシーが可哀そうだぜ~
そういった点でみてくと
面白さは1.5倍くらいにはなるかも?
では、また~☆