【映画 猿の惑星~感想】
これ1968年制作の映画なんですよ!
色々とすごい、
- 惑星を仕切る「猿」を⇒現・地球の人類に
- この惑星の猿文明が出来上がるまでの「空白の時代」を⇒人類が急に知能をつけた「空白の時代」へ
と、置き換えて見てみると味わい深さが増す作品です。
漫画「ワンピース」が描く「世界の真実」「世界の構造」などと重ねて見ても面白いかも。
1972年に地球から宇宙へ飛び立ち、6か月の任務を終え地球に返るぞ~と
船内の地球時間計が2673年を示していた時 冬眠装置に入ったクルーたち
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が突如 ある星に不時着し目を覚ますと船内の地球時間計は3978年を示していた…
幸いなことに空気も水も土もある惑星だったのだが、そこには獣のような人類の姿とこの星の支配層たる文明を持つ「猿」達に出会い、クルーは囚われてしまう。
ってところから話は始まり~あの有名なラストシーンへ繋がっていくわけです。
でもね、猿の惑星を仕切る「五老星」みたいな支配層の上層部に君臨するごく少数の金髪+老人のオランウータン達がおりまして~
こやつらが猿社会をどうやって仕切っているかというと「科学と聖書」なのです。
しかも、その科学と聖書は「前文明」から勝手に拝借し、自分たちに都合のいいように改ざんしたものなんだぜ~加えて、自分たちに都合の悪い「真実」はことごとく隠蔽・破壊・消滅させていくんだぜ~
この手口…今の「人類社会(人間世界)」でも、、思い当たる人達がいませんか?
「いる」よね。世界各地の人々から文明を奪い、宗教を奪い、土地を奪い、自分たちに都合のいい様に歴史を含めあらゆるものを改ざんして「自分たちが人類を導く 智慧者」風な顔した「ある種の人達」
あ~なるほどね、と。
この映画…戦後にかなり攻めた内容を世界に発信してたんだなぁ。。。と感心するばかり。
好戦的で地球を砂漠化し、自分たちを利巧だと思い込み「滅び」をもたらす悪魔とは「誰ら」のことでしょう、かね。