BBAが子供の頃に「サメは怖い」と教えてくれた映画です。
んで、子供のころから何度もテレビのロードショー枠で放送されてたんで
「はい、はい、もう充分知ってます~」って気でいたんですよ。
でも、最近になって午後ローを録画してじっくりと見たら
「これ、人食いざめの強をを描いた映画じゃないじゃん!」
と気がつき心臓バクバクしたわけです(--;)
訴えている内容は
「拝金主義が世界を侵食し、権力者による経済優先+人命軽視が進んでいくよ~」
ってものだし、自然を軽視する人間の傲慢さや愚かさが描かれてた。
映画ジョーズ~あらすじ
海開きを目前に控えた ある日、
ビーチパーティーに参加していた女性が
行方不明となり、後日酷い状態で発見される。
浜辺に打ち上げられた彼女の遺体の検死結果から
「サメに襲われた可能性が高い」とわかり
NYから赴任したばかりの署長ブロディはすぐにビーチを閉鎖しようと動くが
夏の観光収入を最優先させる市長や街の有力者たちにより阻まれてしまう。
検死結果は書き替えられ、「人喰いサメ」の情報はもみ消されてしまった。
こうして海開きを迎えたのだが…再び悲劇が!
大勢が見ている中、第二の犠牲者が出てしまう。
少年の叫び声と血に染まる海、、
このことで「人食いサメ」の存在は公になった。
少年の両親が、人喰いサメにかけた懸賞金のことが話題となり
ビーチにはハンターたちが集まってしまう。
ハンターにより大きなサメが捕獲され
「これで安心」ムードが広がる。
だが、署長ブロディが協力を頼んだ海洋生物学者のマットいよれば
「被害者の傷に対して、捕獲したサメは顎が小さすぎる」と指摘。
被害少年の母親からの言葉が忘れられない著長ブロディは
ベテラン猟師にしてサメハンターのクイントに個人的に依頼し
「人喰いホホジロサメ捕獲」に動きだす。
ブロディ、クイント、マットの3人は
人喰いサメと闘う為に海に出るのだが…
(ここからは、ネタバレ有の感想となります)
◆優先される経済、隠ぺいされる情報、軽視される安全
大人になって再びじっくり「ジョーズ」を観たら
『人喰いサメの恐怖』を描いた映画じゃないってことにビックリした!
もちろんサメの恐怖もそこにはあるんだけど
この映画が描く一番の恐怖が「経済・金を最優先する権力者たちに支配される社会」だったし、そこへの警笛みたいだった。
- 経済>>>安全・人命
- 隠ぺいされる情報
- 自然を支配した気でいる人間vs自然の脅威
経済最優先の権力層に支配された人間社会の「危うさ」が
恐ろしいほどに描きだされてた。
そして、いつもその犠牲になるのは
何も知らない大衆と名も無き戦士たちなのである。
◆人間の欲と楽天性
他にも「人間の欲と楽天性」が色濃く描かれていました。
巨大なサメと闘う3人にしても
どこか「サメとの戦い」を楽しんでいる感じは出てたし
人間のもつ支配欲ってのはどうしようもない位
根が深く、湧き上がってくるものなのかもしれません。
そもそも「海」は”人間だけ”のものではないし、
自分たちで海の生態環境に入っておいて
「サメを退治する」ってことに大きな誤りがあったのかも。
◆人類の最期は「パニック」が合図⁉
海開きのビーチがサメの出現にパニックになるシーン…
かなり大がかりな映像になっております。
欧米の映画のベースには聖書に関連するシーン多いので
もしかしたら「人類の滅び」ってのは
こういった『集団・社会パニック』が合図ではじまるのかも、と思わされた。
パニックにはご注意を!