この邦題タイトル文字デザイン秀逸やで!
オフになったら血に染まってるじゃないのっ
貞子や伽椰子系の西洋版ホラー的な雰囲気の映画です。
ホラー映画としては
割とドストレートの王道なので
私的には「やっぱりそうだよね」
という部分が多かったです。
ですが、意外な部分もいくつかあった。
①家を出て音信不通だった姉が「弟思いのいい奴」だった!
②姉の彼氏(仮)がチャラバンドマンに見えて、とんでもなくいい奴だった
③弱虫でビビりの弟君が姉につられてたくましく成長してた
④母親だけ演技が別格くらいリアル過ぎっ
など、など
設定的にも気になる点が多々あったけど
普通に面白いホラー映画です。
⇓
- 「ライト/オフ」あらすじ
- ポイント①チャラ彼氏(仮)がとんでもなくいい奴!
- ポイント②超美人の姉と可愛い弟コンビ
- ポイント③母親が別格にリアル
- ポイント④暗闇の「それ」の正体
- ポイント⑤ダイアナが描いた絵と分霊箱
「ライト/オフ」あらすじ
ライトを消すと、「それ」は現れる
暗闇の中 それは襲ってくる。
ウェルズ・テキスタル社を経営する
実業家の父ポールが謎の死を遂げ、
母の病が悪化してる…「誰もいないのに誰かと会話している」と
離れて暮らす幼い弟マーティンからSOSを受けた
姉のレベッカ。
母がポールと再婚してから
ほぼ家族に会っていないレベッカは驚きながらも
弟の力になろうと母と弟が暮らす家に向かう。
美人のレベッカにぞっこんだが
まだ「彼氏(仮)」認定のブレッドが同行してくれることに。
亡くなった父ポールの部屋にあった書類で
母の過去を知ったレベッカは
暗闇で自分たちを狙う「何か」が
母と関係あることに気が付く。
レベッカは何とか
弟と母を救う方法を考えるのだが
一家が揃ったその日の夜に
「それ」は姿を現し一家に襲い掛かってくる。
それの正体は何か?
なぜこの家族の前に現れるのか?
母は暗闇の中、誰と話しているのか?
レベッカは弟と母を救えるのか?
ポイント①チャラ彼氏(仮)がとんでもなくいい奴!
※ここから先はネタバレ有でぶちゃけトークで行くよ!
レベッカにぞっこんのイケメン・バンドマンのブレット
ブレット的には「つき合って8か月」ですが
レベッカは「彼氏?」えっ?と言った感じ(^^;)
ベッドには入れるけど
コトが終わればブレットを家から追い出し
「絶対に泊めない」姿勢のレベッカ…そこが大事な線らしい。
登場シーンが超チャラ男風だったので
私も誤解していたのですが
この彼氏(仮)めちゃくちゃいい奴です!
むしろ「男って本気で惚れた女のためなら、ここまでできるのかぁ」って感動した。
だって、事実上は死んでいるはずの
暗闇を移動し現れる謎の化け物にライト1つで
挑んでいくんですぞ!
実際にブレットも襲われているし、危機一髪だった。
レベッカ一家と「それ」の間の問題だから
なんならブレットは無関係だし
いつだって逃げられたのに(;;)
しかも、なんだかんだで
レベッカの弟マーティンにも優しいのよ。
ポイント②超美人の姉と可愛い弟コンビ
(↑)この女の子!!
このスレンダー美人がレベッカを演じております。
美人だけど意志が強い感じピッタリなの。
弟マーティンはまだ幼く
車がいっぱいプリントされたパジャマを着ている
めっちゃ可愛い男の子なのさ。
この異父姉弟コンビが
どんどん息のあったコンビになっていくよ。
ポイント③母親が別格にリアル
母親の精神病んでる感が超リアルです。
母親役だけ妙にリアルで
私的には暗闇の魔物・ダイアナよりも
母親ソフィーの方が怖かった。
美人が年をとりやつれた姿って
その背景にある「何か」を妄想させられてしまう。
母とダイアナは表裏一体であり
思考の一部で同化しているので
真の主役は母親だったのかも。
ポイント④暗闇の「それ」の正体
ライトが消された時に
「地獄の門」が開いて魔物たちが現れる…わけではなく
暗闇に現れる「それ」は1体です。
そして「それ」はレベッカ一家の前にしか現れません。
この辺からこの家族とそれは濃い関係なんだろう…と
思ってはいましたが
私の予想以上に「重い関係」でした。
子供の頃から精神不安定な母ソフィーが
少女時代に入院先で出会った少女ダイアナ。
重度の皮膚疾患と光に対する過敏反応と暴力性を持ち合わせ
その見た目から悪魔の子と恐れられたダイアナ。
更には「人の頭の中に入り込み性格を変えてしまう」という
特殊能力まで持っていたという…人の意識に入り込み洗脳できるようです。
この特殊な少女を医師とはいえ「科学者」たちは
治療という名のもと強引な実験を繰り返す。
そして治療中に強い光を当てた結果、
椅子に黒い焦げ跡を残しダイアナの肉体は消失した。
記録では彼女は死んだことになっている。
が、彼女の酷い執着は
母ソフィーの頭の中に入り込み
彼女がダイアナの存在を認めることで
彼女と共に存在することを可能に!
ハリー・ポッターの分霊箱っぽい話になってきたぜっ
優しく、精神不安定なソフィーは
思考に入り込んで侵食するのにもってこいだったようです。
ソフィーも「当時、私はダイアナを見捨てて逃げた」と
自分を責めているためダイアナの存在をより強固にしている。
その存在が「在る」のかどうかは
「在る」と思う人がいる限り在りつづける。
存在というモノが人の認識でしかないので
なるほどなと思った。
ポイント⑤ダイアナが描いた絵と分霊箱
さて、ここでBBAが最も気になっている点を
書いておきたいと思います。
作中に何度か出てくるレベッカが少女の頃に描いた絵があります。
「パパとママと私」っていうほほ笑ましい、下手くそな絵ですが
この絵をダイアナが奪い描きなおしたモノが画面に何度か登場します。
その絵をみると
ダイアナは「パパ」を黒く塗りつぶし消しているんですが
レベッカはそのままにしているのです。
ソフィーとレベッカの間に自分を書き足して
3人が手をつないでいるような絵になっているのです。
レベッカのこと気に入ってるじゃないか?!
そもそもめっちゃ強いダイアナですが
他の人はあっけなくコロ・していくのに
レベッカに対しては「私の存在に気が付いて」とばかりに
自分の名を床に刻んでみせたり、
「この家から離れろ~邪魔するな~」と
助かるアドバイスまでしてるじゃん!?
以上のことから
『ハリー・ポッター』【アクションフィギュア】7インチ#04 ヴォルデモート卿
(なにこれ、かっこいい!)
ヴォルデモート卿のように
レベッカのことも分霊箱にしたはずや!
割とダークサイドの奴の気持ちがわかっちゃうBBAです。
闇体質だからな。
ということで、
BBAが気になったポイントも参考に見てみてね~☆