では、さらに「堕落してしまった現代文明社会の中で」
日本が置かれている現状について 怖がらずに…
冷静に現実を見つめていきましょう。
古代日本の叡智に触れ、日本の智への敬意と日本人としての誇りを強く胸に抱いた私です。故に「日本の底力」を信じ、日本人の神性の覚醒も信じております。
そして、いかに日本人が「日本」の真復興を成すかということを日本の偉大な哲人:安岡正篤先生が生前に行なった講演の書き起こし本たる、こちらから学んでおります。
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この堕落した現代文明の世、この時代を生きるには「道は2つ」、「力による支配」か「徳による導きか」のどちらかだと安岡先生は説きます。
「私がどう生きるか」は、私がこの2つの道のどちらかを選択できるし、選択しなければなりません。
んで、今の世の中の現状はどうなっているかというと
「徳」による生き方・治政を唱えながらも実情はこうなっているわけです。
まー世界中、圧倒的に「金と力」による支配になってるわけです(‘Д‘)
では、日本を中心に世界を見ていることにしましょう。
今、日本はどんな状況に置かれているか?
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一見すると「共産主義・社会主義」と「資本主義・自由平和主義」に挟まれているように見えますが…
日本は「軍事力を強める国々に囲まれている」わけです。
圧倒的な軍事力に囲まれ、侵略・支配の危機に常に置かれているわけです。
特に近隣諸国についてみてみますと、
こうして表向きは「平和」だとか「友好」だとか唱え、あらゆる罵詈毒舌をふるって相手を悪者にして、どこまでもパワー・ポリティックスの外交をやってきている。
この相手というのが日本で「日本を悪者にして」という風にいい合えられるのではないでしょうか。
ですが、何気に西欧諸国も表向きはパブリック・エクセレンスの立場を取りつつも、実際の行ないはどう見てもパワー・ポリティックスなのではないでしょうか。
私はそう思うし、そう認識しておりますが安岡先生は「自由諸国」と呼び、表向きはパブリック・エクセレンスの立場をとる国々についてこう語っている。
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※私は 日本も「こちら側」にあると思ってこの話を聞きました
これに対して自由諸国は上品で文化的である。
この言葉は「皮肉」が込められており、日本もこちら側と思い「私事」と思って今後の話を聞くと胸に刺さる物があります。
現在(2023年)は自由諸国と先生が読んだ西欧諸国も露骨に「パワー」重視の姿勢を見せ始めていると私は思っておりますが、先生が講演された唱和36年当時は、今よりは「表向き」を大事にしその本性は隠されていたのかもしれません。
昭和から現在にいたる「世界の堕落」が如何に起きたか?
その過程が先生の講演を聴くことで、私にも見えてきたのです。
(つづく)