前回の投稿で「個人が使える時間もエネルギーも限界がある」って話の中で
最後にネットに溢れる「〇〇コンサル」人々について
私も誤解していたので
本当に頼れるコンサルタントの見分け方を書いておこうと思います。
ちなみに完全にプロ独女みつまるの個人的な見分け方です。
でもこの見分け方で本物を間違ってふるい落としてしまうことは無い方法なはずです。
あなたがもし「〇〇コンサル」なる職業人に仕事依頼しようと
思った時に参考にしてみてください。
ネットやブログに溢れる「●●コンサル」を見て誤解していたこと
アメブロやtwitterでも「〇〇コンサル」名乗る人が非常に多く
そういった人たちのブログやつぶやきなどの発信から
私はコンサルタントという職業を誤解していました。
自分の持っている知識・ノウハウを「情報商品」として高額に売る人
であり、●●コンサルの「〇〇」はなんでもありで
コンサルタントとは名乗ればなれる職業なんだろうな?
って勘違いしておりました。
更にもっと誤解して勝手に抱いていたイメージがこちら。
↓
- セミナーをよくやっている
- 月収7桁以上でお金も時間も余裕がたくさんある
- 自分の持っている成功ノウハウを個人に売ってる人
- 成功報酬ではなく数か月2桁~3桁万円のコンサル料を獲る人
- コンサル受けた人が新たにコンサルになるという増殖をする
私は少し前まで特にフリーのコンサルって
こんな職業なんだと勝手におもっていました。
自分の今持っている知識と経験を商品パッケージ化し
「習い事」のように教えている人達が多かったので。
「過去の経験・知識によるノウハウ販売」という印象だったのです。
自分の過去の成功例・手法を購入者に再現してもらうための情報販売。
これがコンサルだと思っていたのです。
こういった「●●コンサル」の方も実際に多いと今でも思っていまっすが
コンサルという職業理解としては超偏っていることに気が付いたのです。
1冊の本との出会いにより。
過去情報の販売ではなく、今問題を解決する知的生産
私が「コンサルってこういった価値を生み出しているのか!」
とやっとわかりはじめるきっかけをくれた1冊。

外資系コンサルの知的生産術 プロだけが知る「99の心得」 (光文社新書)
- 作者: 山口周
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2015/01/15
- メディア: 新書
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この本は本当に内容が濃いので
お値段以上の価値があります。
価値のあるアイディアを生むその生産術は知っておいて損はないです。
依頼者(顧客)が今現在直面している解決したい問題や課題に対して
解決に導くのが仕事であり、納品されるのは知的生産物となる
画期的で的確なアイディアと計画なのです。
そう、ここに私が認識していた「コンサル」という仕事と
この本でしった「コンサル」の仕事に大きな違いがあったのです。
過去の情報の寄せ集めや、自身の過去の成功体験(n=1とか少数)を
パッケージ化して売るのではなく
今直面している問題や課題に対する解決策を常に限られた時間の中で
生み出していかねばならないのです。
当たり前ですが
依頼主では気がつけない、見えていなかった解決策を
データ、数字、行動計画をもって具体的に示さねばなりません。
過去の情報を複製・焼き直し販売というものではなく
めちゃくちゃ脳をフル回転させ情報生産しているのです。
頭脳で稼ぐとはこういうことか!
価値ある情報、アイディアってこういうことか!
とアホな私は今さらその凄さに感動した。
ぶっちゃけこの本1冊よめば頼れるコンサルかどうか?
見分けられるようになります。
頼れるコンサルタントの見分け方
コンサルが知的生産物により、
この世界に付加価値を与えている。
価値ある知的生産物は今の状況や現実を変えるモノなので
そのアイディアを生むために膨大な知識と教養が必要。
アイディアや発想の源は知識・経験・教養・情報+閃きだから。
広く、深い知識と教養を持っている人であることは間違いありません。
特にあなたがコンサルをお願いしたい分野については
時間軸と世界軸で「あなた以上の知識」を持っている人でないとね。
完全休養の日を定期的にとることの効果を調べた実験でも
実験対象としてボストン・コンサルティンググループに協力を依頼している。
経営コンサルティングという仕事が長時間労働でハードな仕事で有名だからだ。
しかも世界一のコンサルティング会社社員となれば
週84時間労働に加え、頻繁な出張や絶え間ないメールのチェックに
クライアントからの緊急の連絡などざらなのだ。
365日24時間仕事とつながっている。
頼れるコンサルタントというのは忙しいのだ。
常に最新の情報、状況も把握しないといけないし
現場も知らないといけない。
だからセミナーなどで既存の知識を解説している人ではなく、
現場でどんどん知的生産をしている人が頼れるコンサルだと思う。
また、依頼者(顧客)の希望や目標に対して
結果につながるアイディアや具体案を示してくれる人がコンサルだよ。
自分で考えても解決策が見えないからお願いするので
修正を加えながらでも「前進」することが最低条件じゃなかろうか?
修正もなく「無理ですね」でかたずける人は
コンサルではないと判断していいはず。
【まとめ】
- その分野であなたより広く深い知識をもっている
- 過去の情報の寄せ集め販売ではなく今の問題解決に対する知的生産を行っている
- 忙しく、その分野の現場の最前線を知っている
- 顧客の希望に対して結果につながる具体案を示してくれる(顧客の話も充分聞いてくれる)
これが頼れるコンサルサントを見分けるポイントです。
※完全私目線だけどね
コンサルタントが納品する知的生産物は
ふわっとした精神論的なもではなく
数学(統計)と科学に基づいた効果を検証しやすいものであるはずです。
そうじゃないと評価されないから。
まとめ:まずは自分も知識をつけよう
過去情報をわざわざ「私が教えましょう」という人から高額で買わなくても
自分で調べたり本を読んだり現場に行けば、かなり有益な情報手に入ります。
頼れるコンサルタントの見つけ方でもっとも大事なのは
自分自身の知識と思考力をアップさせることです。
そうすれば自然と頼りになる本物がわかるようになるはずよ。
知恵や経験が豊富な人に
意見やアイディアをもらうことは
飛躍に繋がりますからね。
私は今のところ知的生産を職業にしている人を頼る(予定もないけど)にしても
自頭で原案となるアイディアをつくらねばいけないので
そのために奔走しております。

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