けっこうふざけたハチャメチャ映画なのに、出演陣が豪華なのは何故⁉
【映画ライフ・アクアティック~感想】
海に、冒険に、人生を懸けた男と彼に振り回されながらも、彼との冒険がやめられない人々を描いた絵本のような映画です。
無茶苦茶に我儘でワンマンで色々とだらしない(特に女にだらしない)船長だけど、なんだかみんなが彼の側を離れられない、という謎の魅力ある男なのです。
好き勝手生きる様が共感と憧れを呼ぶのか?
現実的に、社会や周囲の合わせて器用に生きた方が「安定した幸せ」や「豊かさ」を手に入れられるんだろうけど、それには自分の本心や真の願望に背を向けることになる…それが現実の人間社会のジレンマですな。
そんな中、一見すると「バカげた冒険」に人生を全振りしている「この男」は皆の本心(心の奥底にあるもの)を刺激する存在なのかも。
出演者が豪華俳優陣だし、何だかんだでセットデザインや衣装デザイン、全体の画のヴィジュアルがおしゃれだし、どこか絵本風です(^^)