手塚治虫先生と酒でもコーヒーでもお茶でもいいから
飲みながら「火の鳥」の世界について語り合いたい(夢)
では、私がおすすめする見どころを勝手に紹介☆
◆アニメ版「火の鳥」黎明編 その三
※プライムビデオで視聴できる方は(↑)こちら
【黎明編その三~ざっくりあらすじ】
皆既日食騒動に乗じて、
ヤマタイ国から舟にのり海に逃げ得だした
少年ナギと猿田彦
どうにか「ヒの国」に辿り着きますが
そこにヤマタイ国の追手が迫ります(;;)
弓の名手・アマノユミヒコが猿田彦の前に立ちはだかります。
アマノユミヒコの目的は猿田彦ではなく
ヒミコの命で「火の鳥の生き血を持ち帰る」ことでした。
武人として対峙したことで
ユミヒコと猿田彦にはお互いを認め合う不思議な縁が…
ヒの国のヒの山が噴火
そして新たな敵「馬の民」が現れ
ナギと猿田彦は間一髪のところを「ウズメ」に助けられます。
馬の民の長は、醜女ウズメと猿田彦との結婚を条件に2人の命を助けようといいます。
その頃、ヤマタイ国では
国の行く末を案じる弟スサノオとヒミコの間に
亀裂が生じ…
見どころ①「火の山の噴火」が示すモノ
ヒの国の「神」こと「火の山」ですが
もちろん、活火山なのでございます~
今回、その火の山大噴火シーンが描かれておりまして
とても印象深いシーンとなっております。
火のマグマに海の水…火と水の循環が、
大自然の鼓動が示されております。
ヤマとウミ…ヒとミズ…「カタカムナ」で解読してみて~面白いから。
見どころ②アマノユミヒコvs猿田彦
「アマノユミヒコ」という名にも注目です~
- アマ(現象界・現象化の力)
- ノ(変還)
- ユ(湧き出る、諸々の万象に出現する)
- ミ(カ⇒ヒ・フ・ミ・ヨ・イと変還した「ミ」のマリ)
- ヒコ(「ヒ」の反復発生)
「天之弓彦」なので普通に「弓の名手」さぁ
このユミヒコは「トツノ国」の民で
ヒミコに弓の腕をかわれて邪馬台国に捕まっており
猿田彦と似た境遇だったりもするのです~
弓彦と猿田彦の男の友情(?)が
ナギの運命に大きく影響してきます。
見どころ③馬と青銅の武器を操る「馬の民」
青銅の剣に見えたけど…
とにかくヤマタイ国の更に上いく軍事力と知識を持った
「馬の民」に注目です!
アニメでは「馬の民」としか呼ばれていませんが
その正体はなんと、高天原軍だというのです(!!!)
んで、この高天原軍を率いているのが「ニニギ尊」なのです。
ここで天孫をだしてきたか…
どうやら手塚戦線はヒミコに天照大神の「巫女性」を重ねつつ
ニニギ尊に地上の支配権を奪われる「大国主命」の姿も重ねているようです。
ヒミコ大忙しやで~
見どころ④ウズメと猿田彦
日本の神話にあるように
でもウズメには実は大きな秘密があって…
醜い女⇔美女
バカな言動⇔本来の賢さ
見下された存在⇔その裏での暗躍
こうした、弱きモノが「息をひそめ」生きてゆかねばならない社会、
そこでの生き辛さがギュギュとウズメに詰め込まれております。
「その四」へ つづく