私が脳内で何周もグルグル彷徨ってしまった「第36首」の解読、
どうにか見えてきたので ウタの中を覗いていくよ~
◆カタカムナ第36首を詠む
声に出して和歌や短歌の要領で「音を練って響かせ」
示されている内容をイメージしましょう☆
【カタカムナ第36首】
オホトノヂ アメノミクマリ クニノミクマリ
ツラナギメグル トヨツラナミ
「36首」の内容はとても興味深いものとなっております☆
◆一音一音の示し
2つに分けてみていきます。
⇓
「カムナガラ」
- カ(根源の力、ちから)
- ム(無、無限の、広がり、地下、蒸す、六方環境から)
- ナ(核、重要なのも、夥しい、何回も)
- ガ(※カに同じ)
- ラ(場、関わる)
「オホワタツミ」
- オ(奥深く、広がる、環境、六方環境)
- ホ(ほぐす、引き離す、正反発生+正反親和)
- ワ(調和、輪、和、環)
- タ(分かれ出る、独立発生)
- ツ(集まる、個々の、津々)
- ミ(実、身、実体、光、生命力の実質)
では、音を纏め「ことば」にして解読をすすめていきます。
◆歌の出だしの「カムナガラ~」
「カム+ナガラ」が示す意味
- 潜象カム界の根源力・無限の力(カム)が何回も現象化の間(環境場)に現れ関わることで(ナガラ)
- カムの力が「核となる力」として場(現象の間)に現れて
1.2を念頭に置きつつ、
ざっくりと「カムのカカワリによって」解釈でOK
んで、カタカムナ全80首の中でも
「カムナガラ~〇〇〇〇〇」という出だしのウタ多いんですよ。
解読をはじめたころは「何でかな?」と
まったくわけもわからず ただただ不思議に思っていたのですが
36首の解読まで進んでやっとわかってきた。
歌の出だしで「今から〇〇〇について説明するよ~」って
きちんと宣言してくれているようです。
その「〇〇〇」もすべては「カムのカカワリ」から生成されているので
きちんと最初に「カムナガラによって生成された〇〇〇は」と述べてくれているようです。(やはり賢者が記したウタっぽいね、きっちりしてはるわ~)
だもんで、第36首は「カムのカカワリによって生成されるオホワタツミについて」
これから説いていくよ~って云ってるわけです。
◆オホワタツミ(海の神)が示すモノ
「家宅六神」の次に海にまつわる神々が生成されますが
その筆頭が「オホワタツミ」です。
- オホ(環境場の力練り込み作用)によって、ワタしたツミ(現象粒子)
- オホに出現した「融合+分離+集まる」性質をもった「ミ粒子」
- オホに出現した「融合+分離」性を持ったミ粒子が集まった纏まり
- 大きくワしてタした「ツミ」
これらの意味が読み取れますよね。
第35首で生成された「オシヲ」の更に進み、
大きく纏まったものを指しているようです。
カタカムナ解読の先輩方はこれを「細胞レベルの粒子」と解釈しているようです。
我々人間を1つの生命体とすると、それは60兆個もの「オホワタツミ」の集合体なのです。
「オホワタツミ」を生命細胞レベルの粒子と捉えると
この時点でだいぶ複雑な構造を持つ「粒子」になってますよね。
家宅6神の御名の響きが『現象の間』環境場の整地~原子の発生で、
続いて登場したのは「海神」なのです。
生命の起源が「海」っていうのと深く繋がっている気が漂ってきましたな。
(つづく)