ここはとても興味深い音の響きのところになっております。
◆カタカムナ第68首を詠む
※声に出して音を響かせイメージしましょう
トヨホイホ カムナガラ オホカム
カエシ ワケ カエシ イキトキ オホワカエシ
スベソラ カムナガラ オキハヒ オキナギサキ
アヤオキツ アカユラ ハユタヘ
神の意と神々の姿が見えてくるようなそんな音の響きの一節ですな。
◆一音一音の示し
「カムナガラ」
- カ(根元の力、力)
- ム(無=無限、広がり、六方環境から(立体化)・蒸す)
- ナ(核、重要なもの、何回も、夥しい)
- ガ(カ<ガ)
- ラ(場、関わる)
「オホカム」
- オ(於、六方環境・環境場、奥深く)
- ホ(引き離す、ほぐす、正反親和)
- カ(根源の力、力)
- ム(無・無限の、広がり、六方環境から)
ここから音を纏めて「ことば」にして解読を
◆カムナガラ→オホカム とは
カムナガラにオホカムされたモノ・状態を示しているようです(‘^^)
「カムナガラ」
- 惟神(神意のままに、神意によって)
- カム界の意図のままに、アマの核なる力が場に出現し関わり続けることで
- カムの何回も・夥しい数のカカワリが繰り返されることによって
↓
「オホカム」
現象化の場=六方環境に親和重合された(オホ)カムの力(無限の根源力)が広がって
↓
※ここから「カエシ ワケ カエシ」に繋がる
どうやら「アマ全体~現象化の環境場(オホ)に広がる、アマに調和したカムの生成力」のことを示しているようです。
このアマ全体~個々アマ(宇宙全体~個々の生命体)はどの「マ」もこのオホカムの力で満ち満ちているようです。
というか、このオホカムの力の広がりが「空間」を創っているのかも。
◆惟神 大神(惟神 大御神)
カム界のカムの意志が反映された「力」というのは
カム界から湧く無限のエネルギーをもとに生命・現象を生成・創造する為の
「法則」であり、それを古代日本人たちは「カミ=神」と呼んだのかも。
アマのエネルギーをコントロールする「法則」を神話にウツシたんでしょう。
八百万の神がいて、神々にも統べる神と従う神がいて…そこにも秩序(法則)がちゃんとある。
カムナガラ オホカム=惟神 大御神 と読めるのも納得。
(つづく)