え~何その霊山ルール!?
友達・仲間と見せかけて~その内側に抱いている感情…恐ろしい
友達・仲間…親しく近い存在だからこそ
親しみと同じくらい嫉妬や憎しみが…
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ロシアの霊山で起こる「儀式の反転」を描いた映画
映画クローズド 招かれた者たち~あらすじ
ロシア・シベリアのアルタイ山脈
1993年に250年前の女性のミイラが発見された
ここは霊山で ”死者が平穏を望む場所”
カーラが死んでもう1年、カーラの兄に招かれ
彼女の1周忌に大学の仲間と教授がこの霊山にやってきた。
山小屋ではカーラの兄ピョートルとその友人セルゲイが皆を迎えてくれる。
ピョートルはシャーマンで、未だにこの世を彷徨う妹の霊を
安らかに天国に送ってやるために
彼女の友人・仲間を招き「彼女の魂を送る儀式」を行うつもりなのだ。
皆で食事を囲むテーブルの中央の席には
カーラを模した大きな人形が置かれていた。
カーラの服を着て、カーラの髪がつけられた人形
まるで彼女の彷徨える魂の器のよう…
その後、ピョートルの指示により
みんなが集まりカーラの人形を囲み儀式がはじまる。
「カーラを思う愛の気持ち」が彼女の魂を成仏させるはずだった。
だが儀式中 カーラ人形が宙に浮いたと同時に燃えてしまう。
黒く焦げた人形…儀式は失敗に終わった。
失敗どころか、恐ろしい結果を招くことに。
ピョートルは皆にこう言った。
「この中にカーラへの憎しみを抱いている者がいる、そいつがカーラを殺した犯人で、そのせいで儀式は失敗、犯人の闇の気持ちが悪魔を解き放ってしまった」
解き放たれた悪魔は、肉体にのりうつり人を襲っていくという…
だから犯人に名乗り出るようにいうのだが誰も名乗り出ず
一人、また一人と犠牲者が増えていく。
悪魔にのりうつった人物を殺しても
また別の人間に憑りつき死を連鎖させていく
悪魔を生み出した者(犯人)にだけは憑りつくことはないという…
カーラを憎んでいて殺した犯人は誰なのか?
犯人は名乗り出るのか?
仲間内で誰が犯人なのか、悪魔憑きなのか、
疑心暗鬼が広がっていく
生き残るのは誰なのか?
※以下、ネタバレ有の感想となります
不思議な設定が多々あり
この森の悪霊みたいなのは
シャーマンの儀式服だった!!
ロシアの霊山ですが、どことなくアジアやインディアンなどの
精霊儀式とかに近い感じのシャーマンだった。
愛の気持ちで行えば⇒迷える魂を成仏
憎しみの気持ちで行えば⇒悪魔が解き放たれる
という謎の設定の儀式(?-?)
儀式は形式化されているから「誰が」に関係なく
同じ狙った結果を引き起こすはずなんだけどなぁ。
でも、こういった気持ちで左右され結果が反転する儀式もあるのかもね。
φ(..)メモメモ
予定ではカーラの魂を成仏させるためだったはずなのに
死体入れ=簡素な柩が人数分用意されていたのはなぜ??
お兄ちゃん、実はカーラの霊と更新して
犯人についても仲間内のドロドロした関係も知ってたのなかぁ。
でも儀式で起こりうることに対する防衛策や対処法を知らない感じだった。
友達・仲間グループ内のドロドロした本音
何気に、この映画で描かれた「一番恐ろしいもの」がこれかも(^^;)
カーラやブランドンを含めると男女10人程の「仲良しグループ」なのですが
その内情は結構ドロドロしている。
女同士の嫉妬、男のプライド、
男女間の恋愛感情のもつれ
身近な仲間だからこそ、自分よりも幸せになるのが許せないという感情
もう心の内では真っ黒にドロドロや~
群れたり、幸せや成功を比べたり、
暇な時間を共有する関係は
実は本当の意味で「友」とも「仲間」とも違うのかもしれません。
同じ目的や志の元で協力し合うのが「仲間」で、
必死に日々を生きる中で”ふと相手を思う”それが「友」かな。
相手の幸せに嫉妬しそうな時は
「あ~羨ましい」って素直に言えると楽だよね。
犯人がすげー性格悪くてヒエッとなりました。
「あいつの本命は別だけど、妥協してお前とつき合ってるんだぜ」
とかマジ性格悪いこと平気でいうわぁ…
ホントに人を蹴落とすしね(--;)
なんか不思議な映画だった。