シングルマザーのカーラ(ハル・ベリー)が
どんどんジャックバウアー化していく
誘拐犯vs息子を取り戻したい一心の母の死闘映画!
ママ・ベリー(母親役のハル・ベリー)無双映画です(^^;)
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映画「チェイサー」あらすじ
6歳の息子と懸命に生きるシングルマザーのカーラ
レストランでウェイトレスとして働く彼女は、その日
息子フランキーと公園(お祭り開催中)に行く約束をしていた。
仕事が押しながらも
なんとか息子と公園へやってくるが
彼女のスマホに弁護士から電話がかかってくる。
カーラは元夫と息子フランキーの親権を巡り法廷闘争中で
弁護士からの電話もこの件だった。
元夫は不動産業で、再婚した妻は小児科医ということで
ウェイトレスのカーラには不利な状況だと…
フランキーに親権裁判の話を聞かせたくなくて
カーラはフランキーをベンチに置き「ここで待ってて」と少し席を外してしまう。
すぐに電話を終わらせ、フランキーの元に戻ったカーラだったが
息子の姿はそこにはなかった。
駐車場へ探しに行くと、見知らぬ1組の男女がフランキーを車に押し込む姿が!
カーラはとっさに追いかけ、彼らの車にしがみ付くが
走る車に振り落とされてしまう。
急いで自分の車に乗り込み、誘拐犯の車を追いかけるカーラ。
犯人ともの凄いカーチェイスを繰り広げるが…
※以下、ネタバレ有の感想文です~
◆駆け込んだ警察署で母覚醒
犯人の車を必死に追いかけるも
息子に危害を加えられそうになり…
なんとか警察署に駆け込むも
署内には電話番の女性警官がひとりで、
彼女は持ち場を動けないという絶望!
「息子が誘拐された、犯人は…」と
必死に掴んだ情報を話し訴える母カーラに対し
温度差を感じる警察の対応(;;)
※カーラビジョンやけど
そして、警察署内の掲示板に貼られた
「行方不明者」情報で
この辺一体で多くの子供が誘拐されていることを知り、
「警察に任せておけない、今すぐ私が助けに行かなきゃ!」
スイッチがオンになる母カーラ。
ここから、カーラが息子のために鬼へ覚醒。
ここからのママ無双はめっちゃ凄いよ~
◆息子を誘拐され鬼と化した母VS誘拐犯
「どうしよう」「早く警察へ」と焦ってばかりだった前半と打って変わって
後半、「私が息子を助ける」と覚悟を決めた母カーラは鬼と化します。
※犯人に対して鬼と化すって意味ね
●1人目:金髪おやじ
カーラがジャックバウアー張りにやってくれます!
銃を持って脅してくる犯人を車のドアに挟んで
アクセル全開にして林にツッコむ(@。@;)
かろうじて胴体真っ二つは避けられ…
ここで銃と犯人の所持品から住所をゲットや~
すぐにカーナビに入力そしてGO!
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●2人目:実は2回戦目の連れ去り婆
この駐車場での連れ去り婆との対決は実は2回目
1回目は「1万ドルよこせば息子を返そう」と持ちかけ
カーラの車に乗りこんできた時で、この時の闘いも良かったが
2回戦目は覚醒後なのでカーラ側も容赦がない!
「コイツを殺す」というカーラの覚悟を感じる2戦目です。
●3人目:急に現れた隣人の男
誘拐夫婦の家での物音を聞きつけ
銃を構えて納屋にやってきた「隣人男性」
こいつの怪しさに気が付いたカーラは
男が子供たちに話しかけている好きに
スコップを構えます。
そして躊躇なく、ガツンと殴り飛ばし…
◆結論:鬼と化した覚悟の母は強い
カーラの何が凄いかって、
「自分が犯人と闘う、息子を救う」と決めてから
犯人と対峙した際、カーラに殺意がしっかりあるところ!
しかも、彼女に武器は無く、
(1人目から奪った銃にも弾はもうなかった)
基本的に丸腰だけど「とっさに」そこに在るモノや
状況を利用して犯人を仕留めていく(殺していく)のだ。
2人目、3人目に至っては
その手にしっかりと感触が残るはずなのに…(母は強い)
元特殊部隊かな?ってくらい強い…というか躊躇が無いっす。
カーチェイスも見事な腕前でした~
何だかんだで巻き込まれて犯人の車にはねられた女性の命は救ってたしね(^^;)
鬼子母神カーラの活躍が大々的にニュースに取り上げられていたので
これで親権裁判に勝てる未来が見えたってことだよね(‘v‘)
息子がまたとってもかわいい子なのよ。
子供が期待する「母の愛」がここにある、そんな映画です。