嘘だらけの世界で誠に生きる日本人の真復興を!
今の日本の政治も経済も、検察や司法に関わる人達もなんかすべてが怪しくおかしい…そんな気がしている「心ある日本人」は多いはず。
でも、「何とかしないといけないが、どうしていいかわからない」と動けずにいる方に是非読んで欲しい1冊があります。
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こちらの本は日本の賢人・哲人「安岡正篤」氏が日本を担う人材教育に尽力された、その安岡先生が昭和36年に3泊4日の日程で行った講義・研修を「今」に体験できる秀作です。
では、前回までで
日本人の個々が「自律し、自立する」ことで白痴化された「大衆」から脱却し、個性・自主性・主体性・創造性を取り戻し「真に生きる・真のエリート(改革・建設・創造者)」になることが「真の日本復興のはじまり」だとわかったところで、その続きへ。
この混乱・雑駁を極める時代にあって、しっかりと自律・自立して「己を立てる」ことを通じて、我々は「静かなる時」と「機縁」に恵まれるようになると安岡先生は語る。
この「機縁に恵まれる」というのが、とても大事。
安岡先生は「人間にとって最も大切なものは機というものであります」とさえおっしゃっています。
人間のみならず自然(全て)にとって「機」が最も大切。
従って、「人生」というものはすべて機によって動いているといってよい。
のんべんだらりとしたものではなく、常にキビキビとした機の連続なのだ。
この「人生の機」「自然の機」「宇宙の機」という「機」がどんなものか、そのイメージを掴むためには「人体の経絡・経穴」がちょうどよい。
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※私はこの2冊とも「愛読書」として、すぐ手にとれる場所に常設しております
安岡先生曰く、人体に於ける「経絡にある重要な経穴(ツボ)」のように、『そこを押さえると全体に響く』そういった、
全体に作用する一点=「機」
というものが 人生に於いても、自然の営み(流れ・活動)に於いても「在る」のだと。
その経穴を指圧したり針治療することで、体の調子が良くなり整う。
そういった「ツボ=機」が万物万事に満ちているわけです。
それを掴めば、小さな一撃(刺激)でも「大きな変化」を起こせるというわけです。
しかもその「大きな変化」というのは、「不調を治し、快調にする」ものなのです。
乱れを治し、改善してくれるわけですな。
自律して自立した”心ある日本人”(我々皆)が、
その機縁に恵まれる様になるには、
ここから更に「真の学び=活きた学び」が必要になります。
日本人がその血に目覚め、自律して自立つ時、「神人としての御柱」として立ったならば自然と機縁に恵まれるようになるのかもしれません。ですが、それにも古代日本の「神ながら」の智に触れたり、感得する必要ありますしね。
(つづく)