第30首まできたよ~(第80首まで道のりは長い…)
第29首で現象界・現象化・生命の根底にある「リズム」を感じたままに続きへ
◆カタカムナ第30首を詠む
声に出して音を響かせ歌いましょう☆
【カタカムナ第30首】
トヨクモヌ フツサカルツミ フトナシメシウタ
マリタバネ カブシウキフヌ メグルマリ
ウヒチニホロシ カタカムナ タカマカムスビヌシ
イモイククヒ カミワクサトリ
もう音の響きだけでも難しそうなの感じるわ…(^^;
第30首はちょっと長めだしね。
◆「トヨクモヌ」一音一音の示し
- ト(重合、統合)
- ヨ(新しい、陽、四相性)
- ク(引き寄る、自由な)
- モ(藻のように漂う、次々と)
- ヌ(突きぬく、貫く、目には見えない存在・力)
ここから音を連ねて「ことば」にして解読を
◆「トヨ」+「クモヌ」とは
今回はカタカムナ文字の示しのまま音を纏められますね~
「トヨ」で一字、「クモヌ」で一字の示しになってますから。
では、意味を考察していきましょう。
●「トヨ」とは
音の示しから考えると
”トヨ=重統合され、四相性をもったもの”
となります。
う~ん、これだけだとちょっとピンと来ないので「ヨ」に注目して深掘り。
第5首で「ヒ・フ・ミ・ヨ・イ マワリテメグル」のことろで
潜象界の根源力「カ」が現象の間で
「ヒ・フ・ミ・ヨ・イ」と変還していく様子が示されてましたよね。
その後の「トキ・トコロ」の解釈も合わせると
「ヨ・イ」の流れが重要で、
- ヨ⇒空間と時間が出現
- イ⇒時間と場所の座標軸が出現
でしたよね(私もノートをめくり戻し確認しながら解読作業中)。
故に「ヨ」は「新しい、陽」の意味をもっているのかぁと納得。
ということは「トヨ」とは現象化の間が
”根源の力が充分に練り込まれた「時空間」になったよ~”
って状態を示しているのかも。
※太字にした2つの意味を両方心にとめて読み進めていきます
●「クモヌ」とは
音の示しからすると
”自由に引き寄る(ク)藻のように漂う(モ)潜象・潜在(ヌ)”
のモノや状態ってことですな。
解読の先人・先輩方によると「モ」の持つ世界が深く広いらしく
”クモヌ=自由な正反性・四相性・極限性をもつ潜象徴の~”
と読み取ってらっしゃるようです(難しすぎやろ~)
先輩方の解読も心に留めて参考にさせていただきつつも、
私のヨミは日本神話の「豊雲野神」とリンクしてくるのです。
◆日本神話:豊雲野神
神世七代に登場する神様なのです。
しかも国之常立神に次いで現れたのですから偉大な神なのは間違いない。
イザナギ・イザナミの神生み以前に出現した神様ってところがポイント!
登場後すぐに身を隠されたという神秘性の高い神でもあります。
「豊雲野神」がどんな神さまかというと
天地開闢で混沌状態から分かれ流動浮遊していた天と地が安定状態となり、
更に『大地が生命を育む豊かな状態(豊穣)になったよ~』ってことを神格化
したんですって。
日本書記では天地の出現後に「陽気のみ」を受けて出現した神とされています。
「豊かな雲・豊かな野」を示すその名の通り
太陽(日)の生命力・エネルギーをもった豊かな土壌と
大地を潤す雨をもたらす豊かな雲の2つに恵まれた「環境」を示しているんですね。
”トヨ=根源の力充分に練り込まれた「時間+空間」”
というカタカムナの音の示しとぴったり合致じゃないですか!
つづく