「アナ・ユツ」で先に区切ったのは、最初「チハ ウツシ ワタツミ」で1つの纏まりだとおもったからで「アナウツシ ワタツミ」と呼応してる、と思ってたから(‘~‘)
◆カタカムナ第70首を詠む
※声に出して音を響かせイメージしましょう
チハヨミツ カムアマ ミチハヒ ウツシ ワタカエシ
ミチチハ ハマトヨチハ ウツシカエシ カムナガラ チハヨミツ
区切りが非常にわかりずらいぞ、第70首め~
◆一音一音の示し
「チハ・ウツシ」
- チ(凝縮、持続的に)
- ハ(引き合う、正・反)
- ウ(潜象界面から発生、生まれ出る)
- ツ(集まる、個々の、津々)
- シ(示し、現象、司る、止=死)
「ワタ・ツミ」
- ワ(調和、和、輪、環)
- タ(分かれ出る、分かれる、独立発生)
- ツ(集まる、個々の、津々)
- ミ(実、身、実体、光、生命力の実質)
ここから音を纏めて「ことば」にして解読を
◆チハ・ウツシされたワタツミ
この「チ(持続)」が何に掛っているのか?
たぶん、前の部分の「アナウツシ」「アナユツ」かと。
↓
つまり「チハ・ウツシのワタツミ」とは
”生命の感受+意志”たる生命の核のウツシ(アナウツシ)と
ツツウミノアナから湧き出し諸々の万象に出現する生命現象粒子として(アナユツ)
アナからの発生を持続+凝縮(チ)し、引き合う正・反にウツシされた「ワタツミ」”
という意味になる。
しかし、私には古語や古神道が示す日本語の響きから見えるもののほうが
この部分についてはとても説得力があるように感じたのです。
↓
◆アナユツチハ ウツシ→ワタツミ
古語辞典と古神道の本で知った言葉から読み解くと
↓
- 「ゆつ=斎つ」=神聖な、清浄な
- 「ち」=霊力、神威の意
- 「ちは・ふ」=霊力を現して加護する
- 「うつし=現し」顕在化・現象化・現実・実在
更に、天之御中主の偉大な霊威のことを「零雷矛」というんです。
”零(ぬ)雷(ち)の矛”と読むんです。
だから「アナ」は「感受+意識=自我~魂」であり、
それは神聖で正常な神威~カム意のウツシであり
そのカム(神)の霊力を現して生まれ出るアマを加護する能力がウツシされている。
↓
そんなアナの神聖・清浄・偉大な霊力(潜象の力)をウツシ持っている「ワタツミ」なんだよ~って示してくれてるウタじゃないかと。
これが我々の「生命細胞」1つ1つに宿っている力なんだぜ~
人間は、それが60兆個も集まってギュギュっと凝縮して出来てるんだぜ~
(つづく)