こちらの本を読んで「はっ」とさせられた言葉をタイトルにこめてみた。
ネットでもリアルでもどんどん人と人の関係が尖がってきてるな…
という思いから「少しでも丸くする紙やすり」活動している独女みつまるです。
自分が正しく相手が間違っているという思い(ほぼ思い込み)が
間違っている人を正義で叩いてもいいという風潮の謎が解けたかも。
私は大きく原因をこう考えていた。
↓
日本の経済・社会への不安や不満が
ストレスとなって攻撃性を高めているのだろう
「間違いを正してやる」という啓蒙活動という体裁で
その攻撃を正当化している。
かつて奴隷制度を正当化しようと持ち出されたのも
「優れた我々がまだ未熟な彼らを導いてやるべきだ」
っていう啓蒙思想だったもんね。
私が立てたこの原因仮説もそんなに間違ってはいないと
思いますが、もっと本能的な部分で「あっなるほど」と
思う記述があった。
近年の脳科学は、この予想通り、
他人の道徳的な悪を罰すると、
セックスやギャンブル、ドラッグなどと同様に
快楽物質ドーパミンが放出されることを明らかにした。
ヒトにとって「正義」は最大の娯楽のひとつなのだ。
正義で人の道徳悪を罰する時に快楽を感じ
その快楽がクセになっているとしたら・・・
めっちゃ怖いじゃないの!
「正義の執行人」という形を装った暴力に近い。
悪を正して世の中よくしたような自己陶酔が
同時に誰かを攻撃する暴力の快楽を正当化してしまうとなると
厄介だぜっ。止めようがないではないか。
暴力に対して快楽スイッチがオンになる脳になっちゃうと
たぶんその脳の回路変えるのほぼ不可能なんじゃないかな・・。
野生の本能が目覚めた脳になったに近いのかも。
私の先にかいた原因仮説とこの正義快楽が結びついた
ような未来予測をしている人がいる。
↓
お金の流れで読む 日本と世界の未来 世界的投資家は予見する (PHP新書)
- 作者: ジム・ロジャーズ,大野和基
- 出版社/メーカー: PHP研究所
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この本の中には
2017年11月 アメリカの投資情報ラジオ番組の中での彼自身の発言が書かれている。
「もし私がいま10歳の日本人ならば、
自分自身にSK-47 (自動小銃)を購入するか、
もしくは、この国を去ることを選ぶだろう・・・
このまま国や社会への不信・不満・不安が人々の中で大きくなっていく事で
銃を持って身を守らねばならないような混乱した社会になるというのだ。
そんなの、
僕は、嫌だ!!!
※本日、欅坂46武道館ライブということでぶっこんでみた
日本人は勤勉で賢く、気にしいだけどお祭り騒ぎ好きな底抜けに楽天的な面もある。
みんなが認め合って創造力をのばせたらきっと変わる。
だって日本人はまだまだ余力があるもの!
大多数の大人が学ぶ楽しさに目覚めたら…めっちゃすごいことになりそうやで。
ただでさけ止まらない人口減少中の国家にいるのだ。
つぶし合っている場合ではない。
正義ドラッグにおぼれないように
私も日々気をつけねば。
人を変えたいなら
教育でも説得でも説教でも強制でもなく
本人が自ら気づいて、本人が自分から変わることを望むように
相手への敬意と理解を示しつつ対話しないとね。
人は自分で変わることを心から望んだ時しか変わらない生き物ですから。
人を動かすのは常に本人の心だけなので。
間違っている人を救いたい、人に変わってほしい場合はコチラが参考になるよ。
ネット時代のデジタルコミュニケーションにおいてはこっちもおすすめ。
正義が自分の攻撃本能解放スイッチにならないように。
暴力に社会がのみこまれないように。