プロ独女のライフハックブログ

BBA独女みつまるが「今」気になることを追いかけ綴る人生冒険日記

【独女映画部】「怪怪怪怪物」感想~『いじめ』のいきつく先

怪怪怪怪物!(字幕版)

特に面白いことがないから、弱いモノを「いじめ」て楽しむ。

「いじめ」が娯楽であり、いじめをすることで「場」の支配感覚と

人に苦痛を与えられる全能感が麻薬のように人を蝕み変えていく。

 

 

人に苦痛を与えて、人が苦しむ姿をみて

「楽しい」と思うようになったら

もう手遅れだろう。

脳の回路が書き換わってしまっているか、

もともとそういう人間なんだろう。

 

そんなことがよくわかる

高校生の「いじめ」を描いた台湾映画

「怪怪怪怪物」

 

怪怪怪怪物!(字幕版)

怪怪怪怪物!(字幕版)

 

 

クラス中のいじめのターゲットにされている優等生君と

暗闇に生息し人を喰って生きる怪物少女と

クラスをしきる「いじめグループ」の

ねじれた糸のような関係

 

 

教師も黙認、日常化する「いじめ」

舞台となる高校のこのクラスは

もう教師もお手上げの状態だった。

 

クラスをしきる数名のグループが支配者であり

彼らの「いじめ」はいわばクラス内の娯楽になっていた。

  • いじめられる優等生君
  • いじめ実行グループ4名
  • いじめショーを楽しむその他大勢の生徒たち
  • いじめ黙認の教師

 

いじめられる優等生君はそれでも教師に果敢に訴える。

いじめの現場の録音データも持参で訴えるが

教師は相手にしてくれない。

「いじめられる方が悪い」というよりも

「弱いのがいけない」といった感じ。

 

怪物少女を捕まえて「いじめ」のターゲットが変わる

いじめグループに新しいおもちゃができた。

奉仕活動でいった先で

怪物少女を捕まえたのだ。

 

怪物少女を

たまり場の柱に縛り付け

ここから壮絶な拷問ショーがはじまる。

 

怪怪怪怪物!(字幕版)

その拘束されて拷問される怪物少女の姿がこれなのだ。

 

ペンチで歯を抜き

抜いた歯でアクセサリーを作ったり、

流れる血を集め

人を焼き殺す毒薬に利用したり、

むしゃくしゃしたら

バットで殴ったり、

やりたい放題。

 

彼ら曰く「人間じゃないから何してもいい」

そういう理論。

 

いじめのターゲットが変わったことで

優等生君もなんと「いじめる側」に回る。

そうしないとまた自分がいじめられるから。

 

いじめの目的は「面白いから」

優等生君がグループのボスに

「どうして僕をいじめるの?」と聞いてみると

笑いながら「面白いから」と答えがかえってきた。

 

ぞっとするけど

これが多くのいじめの「真実」のような気がする。

 

「どうして僕をいじめるの?」

と被害者が理由を求めるとき

その理由がわかれば、その部分を改善できれば

この状況を変えられるように思っているかもしれない。

でも、被害者に「いじめられる理由」なんてないのだ。

 

ただただ「いじめる側の気分」であり

つまらない日常の中の

自分が主役になれるエンタメであり娯楽なのだ。

 

信じられないことに

「人に苦痛を与える」「暴力で場を支配する」ことに

快感を覚え、その快楽に中毒になっている人というのは存在する。

しかも程度の差はあるが「少なくない」かもしれないのだ。

 暇を持て余す金持ちたちの娯楽がこちら

 

ホステル (字幕版)

ホステル (字幕版)

 

 

 

 

映画ラストに描かれている「いじめのいきつく先」

この壮絶ないじめにも終わりがくる。

どこの世界でも

「こりゃダメだ」と判断したら

終わらせる人が現れる。

 

聖書によれば

神様だって人間に失望し

大洪水で一掃したしね。

 

「この世界(場)はもうダメだ」となったら

選択肢は既に1つしかないのかもしれないね。

 

誰かを傷つけた分

その場・その空間にも亀裂やヒビが広がっていく。

大きく見るとエネルギーは形を変えながらも

総和は変わらないのだ。

 

心身ともに自分を守れる「強さ」が必要

ジム・ロジャーズに曰く

「もし私が

いま10歳の日本人ならば

自分自身にAK-47(自動小銃)を購入するか

もしくは

この国を去ることを選ぶだろう」

 

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これは2017年11月のアメリカ投資情報ラジオ番組での発言で

当時話題になったらしい。

 

それだけ社会不安が高まり社会不安が大きくなると

治安がグンと悪くなるからだそうだ。

 

貧しさの中の最後の娯楽が暴力であるとも聞く。

 

「弱いからいけない」

というコトはないが

「強さは自分を守る盾」になるのは確か。

 

心身共に理性と自分の平和な日常を守れる「強さ」は備えておくべきなようだ。

 

戦略をねる頭と

闘える肉体かぁ。

 

合気道を身につけたいね。

 

時代は繰り返すというけど

今は戦国時代なのかもしれない。

 

では、また☆

 

 

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ぼくの毎日をかえた合氣道 だれでも100%の力を出せる極意

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