本当は「ダイハード」シリーズに成るはずだったんだとか…
だから主演がブルース・ウィルスだったのかぁ、でもピッタリの配役やった。
ナイジェリアの内戦が物語の舞台…
現地教会で働く米国人女医を救出に向かったウォーターズ大尉の部隊8名が予想外の展開にのみ込まれていく。
【映画ティアーズ・オブ・ザ・サンの 感想】
女医の「現地のみんなを護りたい」って気持ちもわかるが
要求が…わがまま勝手過ぎに思えて、終始モヤモヤしっぱなしっす!
なんかね、色々なモヤモヤ源あるですよ。
映画の中の説明では、
イスラムvsキリスト教の民族闘争に、石油の利権も絡んでナイジェリアでクーデター勃発
⇓
反乱軍により大統領一家が殺され「内戦状態へ」
そして「民族浄化」と称した大虐殺が行なわれ…
こんな流れの中、ジャングルの奥深くで難民の治療に当たっていた米国人女医リーナ救出の命を受けウォーターズ大尉の部隊8名が現地に向かうと…って話っす。
女医リーナの「ここにいるみんな一緒に」「現地のみんなも一緒に助けたい」って気持ち…わかる、わかるんだけどその「みんなを護る」実務については大尉に投げっぱなしすぎんか??
大尉が率いる部隊8名の命の危機はええのか?
米兵は米国民1人を護る為なら部隊全滅しても「それが仕事」って思ってるのか?
なんか女医様がどこか「お客様は神様」精神の客みたいに見えてモヤモヤしてしまいました。
でも、まー、一番モヤモヤしたのは
こういった戦争というのは裏で儲けてる別の存在(国々)によって起きてるんじゃねーかとか思いつつも、ナイジェリア内戦(ビアフラ戦争)について何も知らない私自身の無知さと平和ボケ加減にあるのです。
あの女医さんも、大尉も部隊の面々もみんな立派な決断と闘いっぷりだったと思います。目の前に広がる恐怖や不安の中で「正しい決断をする」ってめっちゃ難しいもん。