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【独女映画部】「マザー!」感想・考察~創造と破壊、夫と妻、男と女、詩人とマザー!人間の生臭さ凝縮作品

マザー! (字幕版)

わ~すごいこの映画・・・

創世の神は才能のない詩人で幻想を売る男って言っちゃってるよ・・・・

そんな壮大なテーマを盾に実は男女、夫婦というものもバッサリ斬ってるよ!!

まさに創造と破壊と再生のお話だね。

 

 

有名な映画でありながら

まだ観ていなかったこちら「マザー!

 

マザー! (字幕版)

マザー! (字幕版)

 

 

多くの人はこの映画を「ある夫婦」を描くことで

「創世記」の世界を描いていると解釈しているようだ。

更には、そこを通して宗教というものを皮肉っているとも。

 

私はまた更にそこから

現実世界の多数の夫と妻、男と女の関係を

えぐるように描いているのではないかと思った。

 

全ては誰かにより植えつけられたイメージじゃなかろうか?

  • 女は愛情深く、献身的に愛する人に尽くす
  • 男は勇敢で、強い
  • 男は強く、女は弱い
  • 男は女を愛し、女は男を愛する
  • 親は無償の愛で子を愛し、命をかけて子を守る

「何となく」世の中そうであろうと思われていること、

思われていたことが「そうでもないな」とみんな気が付き始めている。

 

「誰か」がコントロールしやすいように人々に植え付けたイメージが

広まり根付いて「そうあらねばならない」と思うようになったんじゃない?

 

そんな「誰か」のはじまりともいえる。

 

 

「映画マザー!」の登場人物の見方ーA・創世記

 

マザー!」の世界の登場人物は

聖書の創世記の人物たちを投影させたものであると言われている。

監督は明言していないそうだが

観た人達の多くはそう納得しいているようだ。

 

  • 主人公である妻(家)⇒大地、地球、この世界
  • 主人公の詩人の夫⇒創造主、神
  • 夫が連れてきた医師⇒アダム
  • 医師の妻⇒イブ(エヴァ
  • 医師の2人の息子⇒カインとアベル

 

以降、登場する

家にズカズカ押し寄せてくる人たち⇒今の我々人間

夫の熱狂的ファンたち⇒熱心な宗教信者

 

主人公が産んだ息子⇒イエス・キリスト

 

はっきりいって赤ちゃん以外

全ての人にイライラくる映画です(--;)

 

特に私は「夫」に一番イライライライラ∞…

最後の笑顔もゾッとした!

 

「映画マザー!」の登場人物の見方ーBリアル

私のおすすめの登場人物の見方もおさえておいてほしい。

 

  • 主人公である妻⇒愛する夫を支え、家族での静かな暮らしを大事にする妻であり母
  • 主人公の夫⇒自分には才能があると思っている詩人、見栄っ張り、外面がいい夫
  • 医師⇒夫のファンで「男同士の世界」を大事にする男性、女を軽視
  • 医師の妻⇒男の前ではいい顔をし、女にはマウンティングする高濃度な女
  • 医師夫妻の息子たち⇒親の愛と金を奪い合い、争う兄弟
  • 家に押しかけてくる人達⇒自分さえよければいい、他人の迷惑お構いなし、壊し・汚し・すべてを奪い去っていく無数の野蛮で下品な人達

 

これはもっと簡単に整理すると

彼らは現実世界のそれぞれの立場の代表者として登場しているようだ。

  • 主人公⇒妻・母(自分)
  • 主人公の夫⇒夫であり仕事する男(夫)
  • 医師⇒男
  • 医師の妻⇒女
  • ふたりの息子⇒兄弟
  • 大挙してやってくる人達⇒群衆
  • 殺された赤ちゃん⇒無実の涙に枕を濡らす子ども達(虐待)

 

こっちのリアルな現実世界をグリグリと刃物でえぐるように描いている

と見るのもおすすめ。

 

この家に何が起こったか?

 

郊外の静かな家で

夫との穏やかな暮らしを大事にする妻。

家を大事にしている。

 

詩人の夫はなかなか次の作品、

出版が生み出せずに苦悩していた。

妻との二人だけの穏やかな日常では刺激が足りない!

と勝手に自分のお気に入りの客人を

妻の作った楽園に招き入れる夫。

 

図々しいその男の妻や子供もやってきてケンカをはじめる。

兄は嫉妬から弟を殺してしまう。

妻の大事にする家に消えない血のシミが残された。

 

弟の葬儀をこの家で行い

妻の大事にする家には見知らぬ人であふれ

荒らされ破壊される。

 

妻はみんなを追い返し、医師の妻に子供がいない事で

夫婦仲や夫婦生活をバカにされたことで夫に怒りをぶつける。

 

その夜、夫婦は愛し合い妻は妊娠した。

妻が妊娠したことで夫は新しい詩を書きあげた。

妻が感動の涙を流したその詩は出版されベストセラーになった。

 

妻はもうすぐ生まれてくる息子と

夫の仕事の成功を祝うためご馳走を作り

ドレスアップして夫と二人のディナーを準備していた。

 

ところが

家の周りを夫の本を読んだファンが取り囲み

出版社の人も押しかけてきた。

そしてまた家は群衆にめちゃくちゃにされることに。

夫の熱狂的なファンたちの大群は夫を崇め

夫のモノを欲しがった。略奪がはじまる。

 

家は破壊と暴力と強奪と人の狂気に溢れていた。

 

妻はこの中で息子を産んだ。

嫌がる妻から生まれたばかりの赤ちゃんを奪い

群衆の前に掲げ更なる熱狂を浴びる夫。

 

夫は群衆から崇められる快感に酔っていた。

そして熱狂する夫のファンたちは祭壇を作り夫を神のように崇め

赤ちゃんを奇跡の子として誰もが触れたがった。

妻は赤ちゃんを取り戻そうとするが

人々の熱狂は狂気に達していた。

 

赤ちゃんはバラバラにされ

夫の信者たちがその肉を分け合い食べていた。

怒りのままに妻はガラス片を手に数人を殺した。

ところが熱狂する信者たちに取り押さえられ

服を脱がされ殴られののしられ辱しめられた。

 

寸でのところで夫が妻を助けにきたが

妻の心はもう粉々にされていた。

夫への信頼は既になかった。

 

妻は夫を含め自分から罪のない生まれたばかりの息子を奪い

殺し食べたここにいる全員をゆるす気はなかった。

 

妻のただならぬ様子に妻の覚悟を悟った夫は

「彼らを赦すんだ。全員を赦すんだ。それしか我々の道はない」

と妻に言った。私は耳を疑った。

 

はっ、てめーなにふざけたこと言ってんだよ!

※私の心の叫び

 

妻は地下に行き

石油タンクの口を開けた。

そして妻は家に火を放った。

 

火は龍のごとく火山の噴火のごとく

家も人もすべてを飲み込み焼きつくした。

 

全てが灰になった。

 

同じことを繰り返し、違う結果を期待する神なる夫

 

全てが灰になったのに

夫は無傷で丸焦げで虫の息の妻を抱きかかえ、

どこかに運んでいた。

 

妻は無傷の夫の姿に動揺しながらも夫に言います。

「私は全てをささげてあなたを愛したのに、あなたが愛していたのは

あなたを愛している私であって私を愛してはくれなかった」

「もうこれ以上あなたに捧げられるものはない」

 

夫はまだ妻からもらいたいものがあると言います(ゾゾゾッ)

夫「まだ私のことを愛する気持ちは少し残っているだろう」(ゾゾゾッ)

力なくうなずき「どうぞ」という妻(;;)

 

次の瞬間、

夫は妻の丸焦げの体から

心臓を素手で取り出した!!!!

 

心臓を抜き取られた妻は塵となり

夫が手にしている妻の心臓は黒い灰になった。

その灰の中から大きな宝石のような綺麗な結晶が現れ

夫がニヤッと笑うと

また世界に光がさし、家が綺麗になって

ベッドには目覚めたばかりの新しい妻の姿があった。

 

夫は新しい妻とまた理想の世界を創りはじめた。

夫と夫を讃える群衆を何があっても「赦す」妻を求めて。

 

映画KEYの中で検死官の主人公が言ってた。

精神錯乱の定義は

「同じことを繰り返し、違う結果を待つこと」だと。

 

詩人が描く幻想の理想が実現する日は来ないだろう。

 

マザー!」というタイトルの重要性

このマザーは「母なる大地」という意味ももちろん含んでいる。

夫が幻想しか生み出せないのに対して

妻は命を創造できる。

楽園を創造できる。

 

夫が幻想を本にし

夫が幻想で人々と狂乱の地獄に進む中で

母になった彼女は目覚めたのである。

 

既に夫を信頼していない彼女は

夫に赤ちゃんを触らせることも

抱かせることも拒否した。

 

「私は夫だぞ!私の子だ!」と主張してくる夫に彼女はこういったのだ。

 

I'm mother!

 

妻はもう夫の妻ではなかった。

息子の母として存在していた。

 

昔、妻は夫の所有物とされた時代があった。

今でもどこかにこんな意識の人たちがいるかもしれない。

 

妻は丸焦げで亡くなる前にも

「もう私をあなたから解放して」と泣いていた。

 

宗教映画、抽象作品といわれているけど

実はリアルな怒りと悲しみの叫びの映画ではないだろうか。

 

女は家庭に理想の世界を

男は外の世界に名声を求める。

ここで描かれていたことは

人の根底に深く深く根付いていることかのかも?

 

とにかく割とリアルな妻たちの叫びかも・・

と独身ながら震えながら観ておりました。

 

では、また~☆

 

 

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