プロ独女のライフハックブログ

BBA独女みつまるが「今」気になることを追いかけ綴る人生冒険日記

【映画】ラ・ヨローナ 泣く女~感想:お化け屋敷に入った感じで悪霊と人間社会の理不尽さを味わえる作品

 

ラ・ヨローナ ~泣く女~(字幕版)

死霊館シリーズなんだけど、雰囲気は「お化け屋敷アトラクション」でした☆

 

 

 気になっていた作品がプライム会員特典にアップされとった~♪

ラ・ヨローナ ~泣く女~(字幕版)

ラ・ヨローナ ~泣く女~(字幕版)

  • 発売日: 2019/07/05
  • メディア: Prime Video
 

 

 

映画 ラ・ヨローナ 泣く女~あらすじ

●1673年 メキシコ

大自然の中で仲良く楽しそうに輪になってほほ笑みあう4人家族

幼い2人の兄弟が母にペンダントをプレゼント

「ずっと大切にするわ」という母親の優しい声が響く

 

ところが…幸せな笑顔から一転

母親は幼い兄弟をつれ川に入り…子供たちの顔を押えつけ溺死させるのだった。

それから300年後

●1973年 ロサンゼルス

警官である夫が殉職し、必死に二人の子供と生きるケースワーカーのアンナ

アンナが担当する母子家庭を訪問すると…母パトリシアの様子が変。。

「何か変だ」と子供たちの無事を確認しようとアンナが家の中に入ると、

無数の目の絵がかかれた施錠された扉を発見する。

 

この異様な扉の向こうに「子供たちが!?」とアンナが慌てていると

母パトリシアが「扉に近づかないで」と襲い掛かってくる。

パトリシアを抑え、鍵を奪いクローゼットの扉をあけると幼い兄弟が震えていた。

 

連行されるパトリシアは「扉を開けないで、子供たちを守っている、あと1日待って」と叫び続けていた。

 

アンナがパトリシアの子供たちを保護施設に連れて行ったその夜、

「幼い兄弟が近くの川で溺死体となって発見された」と連絡が入る。

 

急いで現場に行くと

幼い兄弟の遺体を前に呆然とするアンナ…

そして警察に連行され母パトリシアは息子達の死に絶叫し

アンナにむかって「あなたのせいよ」と怒りをぶつける。

 

『私はアイツから子供たちを隠し、守っていたのに!!』と叫ぶパトリシアに

「誰から守っていたの!?」とアンナが訊ねると…

 

「ラ・ヨローナ」と言い残しパトリシアは警察署へ連行されていく。

 

この時、実はアンナの車には彼女の子供たちが乗っており

息子クリスは車の外に出て、ラ・ヨローナの鳴き声を聞いてしまう…

 

アンナ一家にラ・ヨローナの呪いが襲いかかる。

幼い子供を狙い、連れて行こうとするラ・ヨローナの悪霊から

アンナは子供たちを守ることができるのか…

 

※以下ネタバレありの感想いきます

 

中南米に伝わる有名怪談:ラ・ヨローナ

ラ・ヨローナというのは実際に中南米に伝わる有名な怪談話のようです。

メキシコの田舎町に評判の美女「ラ・ヨローナ」が暮らしていた。

彼女は街からやってきた男と恋に落ち、ふたりの息子を授かり

一家は仲良く幸せな時を過ごしていたのだが…

夫が若い娘と浮気し、彼女の元を去ってしまう。

夫の浮気に怒り、夫の宝である子供たちを怒りに任せ殺してしまったラ・ヨローナ。

我に返った彼女は子供達の死を嘆き、自らも入水自殺してしまう。

 

今でもラ・ヨローナは嘆き悲しみながら、この世を彷徨い続けているのだという。

亡くした息子達を求めて…

 

ラ・ヨローナを扱った他の映画もあるよ!

 

ラ・ヨローナ ~彷徨う女~(字幕版)

ラ・ヨローナ ~彷徨う女~(字幕版)

  • 発売日: 2020/12/25
  • メディア: Prime Video
 

 

お化け屋敷みたいに何度も現れるラ・ヨローナ

最初から姿を現し「ウワッ」と襲い掛かってくるラ・ヨローナ

通常は怪奇現象で恐怖心を煽り、

悪霊の存在を匂わせつつ、

人間の心を弱らせすきを突いてくる…ことが多いのに

ラ・ヨローナは頻繁にアンナ一家の前に姿を現して

何度も顔を見せ驚かせにくるのです(^^;)

 

戦慄迷宮のスタッフかぁ~!?ってくらい仕掛けてくるし

仕事熱心なのだっ

 

戦慄迷宮

戦慄迷宮

 

しつこく怖がれせてくるタイプっす(^^;)

 

人間社会の理不尽さを「弱者」の立場から描き出す

ケースワーカーであるアンナは

最初から母パトリシアの虐待と思い込み

彼女の話に耳を傾けなかった。

弱者の話をちゃんと聞いてくれない社会

強い立場の人たちの「思い込み」が優先される。

 

またアンナ一家が身の危険を感じて教会に助けを求めた時も

社会の理不尽さは襲い掛かってくる。

ペレス神父はラ・ヨローナの存在を知りつつ、

自身もアナベル人形で恐ろしい存在があるとわかっていても、

バチカンに申請して、実際に対応できるのは数週間後になる」

とか平気で言ってのけるのだ!!

 

今、自分たちを殺そうと襲ってくる悪霊が家にいて暴れてるって

いってんでしょうがぁ!!

「数週間後」とか気は確かか?

 

何でも教会も上の許可なく手は出せないんだとか…

いつから信仰も縦割り行政みたいになったんやぁぁぁ

マニュアル遵守って何やねん!?

 

このように、人間社会の変なシステムと理不尽さを

今すぐ救済が必要な弱者の立場から体験できる映画になっています。

話も聞いてくれないし、助けてもくれねーのかぁ…

 

ペレス神父はアンナ一家に教会を離脱したラファエル元神父を紹介。

地元の呪術家として人々を救済する彼に一家は助けを求めるのでした…

 

こりゃースピ系にみんなが救いを求めて群がるわけだぜ…と

現代社会の心ビジネス繁栄に納得(--;)

 

BBAが気になった点を1つ

ラ・ヨローナとパトリシアが似てるねん!

そのせいで最後の重要場面で「あれあれっ」って

見てる側は若干困惑してしまうことに…

 

その前の演出と相まってプチパニックスよ。

どっち?同じ?どっち?憑依?がチカチカと

 

死霊館シリーズはどんどん怖くなくなっていく

不思議な作品です。なんでや!?

 

では、また~☆

 

 

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