プロ独女のライフハックブログ

BBA独女みつまるが「今」気になることを追いかけ綴る人生冒険日記

【独女映画部】Revenge in Kind 同害報復~感想:腐敗した社会で裁かれない罪人たちへの怒り

Revenge in Kind (Japanese Subtitles)

立証できなければ相手の罪を問えない…そんな中で

「合意の上」とされ多くの女性が屈辱を味わっている…

そんな中で暗躍する同害報復自警団のお話

 

 

ホラー色の強いジャケットですが

本編は非常にクリアに見やすい、シンプルストーリーです。

腐った社会に対する「なんでやん!」をストレートに突いています。

 

Revenge in Kind (Japanese Subtitles)

Revenge in Kind (Japanese Subtitles)

  • 発売日: 2020/09/04
  • メディア: Prime Video
 

 

スリルもサスペンすもなく

「こんな世の中、あんたはどう思う?」

「あんたなら、どうする?」

ってストレートに問いかけてくる作品です。

 

 

 映画 Revenge in kind 同害報復~あらすじ

「やられたら、やりかえす」

「やれらたことと、同じことを相手に」

目には目を、刃には刃を…これが同害報復

 

ひとりの女子大生が怯えていた…

慌てた様子で銃店に入り

「男につけられ、狙われている」と話し

護身用の銃を求める。

だが、免許もアメリカ国籍ももたない

留学生の彼女に店は銃を売ることはできない…

 

その日の夜、彼女は男に襲われ 無惨な姿で発見された。

 

この凄惨な犯罪事件を担当する刑事クリスは

なんの証拠も残さない犯人の捜査に行き詰っていた。

そこで警察所属の心理学博士サラを頼ることに。

 

だが奇妙な事件が立て続けに起こる。

何人もの女性を強姦しながらも、裁判で罪が立証されずのさばる

男たちが次々に襲われ、性☆器を切り取られ、

ひとりは殺され、もう一人は命は救われた。

 

凄惨で奇妙な事件に頭を抱えるクリスだが

サラと協力して捜査していくうちに

彼女の知的な魅力にひかれ始める。

 

どの事件の犯人も一向に捜査が進まないなか

女子留学生を襲った男が

次のターゲットを決め、また深夜に犯行におよぶのだが…

 

これらの事件を捜査していくうちに

だんだんと事件の繋がりが見えてきて…

事件の全容を知った時

刑事クリスは自身の道徳と正義感の中で苦悩する。

 

何が正しく、何が罪なのか?

 

法で裁けない犯罪者は野放しでいいのか?

“立証できない”が為に弱い女性たちは怯え続けなければならないのか?

目の前の2人の殺人犯の罪は同じなのか?

 

クリスが出した答えとは。。。

 

5人に1人の女性が被害にあっている

サラは大学でも講義しており

その中で語っていた性犯罪の現実

「昨年入学した女生徒の5人に1人が強姦被害にあっている」

原因の一つが

睡眠鎮静剤:ロピプノールだという。

メキシコでは合法で、ここダラスでは簡単に入手できる。

この薬がデート霊プに多用されているという…

 

サラは皆に警告する

“摂取するモノに注意せよ”

 

そうしてシーンが変わり、画面には

この薬を悪用して女性を襲う弁護士の姿が映し出される。

 

犯人①全身の毛を念入りに剃る男

こいつ、めっちゃ用意周到でキモイ!

犯行時に現場に自分の毛を落とし、DNAから足がつかないように

犯行前には丁寧に全身の毛を剃りあげるのだ…

 

街で気に入った女性を見つけては

車でつけ回し、家を調べ上げ夜中に侵入

そしてヘッドライトのようなカメラを装着し

自分に襲われる女性の様子を動画で撮影…

後日この動画を見てひとりで興奮。

 

サラ曰く「すべての怒りを女性にぶつける社会的病質者」

 

コイツめっちゃムカつくんですよ!

一度捕まっても弁護士呼んで、逆に女性の方を訴えるっていう極悪で糞。

 

犯人②自宅で美女ばかり面接するエロ弁護士

このスケ弁護士もめっちゃ憎らしいんですよ。

コーヒーに睡眠鎮静剤混ぜて

弁護士事務所で働くことを夢見てやってきた美女たちを

自宅で襲いまくっている変態。

 

法のプロで、自宅という密室での犯行。

自分の立場、社会的信用度を利用した悪のスケ弁護士!

 

犯人③胸糞ロデオ男

こいつ、めっちゃ胸糞クズ男!

今までも何人も女性を襲っている極悪人

 

コイツ曰く

「合意の上といえば、相手(女性側)に立証責任がある」

「彼女も楽しんだって言えばいいのさ」

ムムムムムッ

 

でも実際にこういった犯罪の裁判は

コイツの言うとおりらしい(糞が!)

 

腐敗した社会で自警人が行なう同害報復

法も警察も女性を守ってくれません。

この正義が実行されない

腐敗した制度と社会の中で罪人は野放しでいいのでしょうか?

 

「法で裁けなくとも、神は見ている」

法や警察が弱い者に背を向けようとも

被害者の怒りや恐怖は必ず形をもって現れる。

そして犯人を同害報復で裁きます。

 

ということで

犯人①~③がどんな同害報復を受けるのか

お楽しみに

 

ここで「お楽しみに」と書きましたが

報復人が犯人を処刑しながらもらしたつぶやき、

『復讐は蜜の味』って言葉にハッとさせられました。

 

私も報復人が犯人を処刑するシーンで

「やってやれ!!」って心の中で叫び興奮していたので。

 

腐敗した社会で被害者が増えていく

正義ほど悪に対する怒りのパワーになる。

だいたい、法は何の為にあるの?

法は正義の執行者ではないようだ。

 

そもそも実際に襲われた女性が

犯人の脚を撃ってなんとか助かり、

犯人がアイツだとわかった時に捕まえておけば

少なくとも2名の命は救われたのに…

 

社会の秩序も制度も機能も腐ってしまったのなら

どうすればいいのか?

被害者ばかりが増えて、悪人が裁かれないなら

どうすればいいのか?

 

同害報復人は法で裁かれるべきなのか?

「社会の目」は機能しないのか?

 

襲われた女性側が被害を訴えても

不法侵入で襲ってきた男が「同意の上」って言ったら

女性側に立証責任があるって…どうしたらいいんだ!?

 

社会が守ってくれる時代ではないのかもしれない。

自衛できる強さを身につけねば!

サラのように

 

 

 

 

 

 

では、また~☆

 

 

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