やめろよ~(;;)泣いてまうやろ~
お正月にのんびりお過ごしの方に「是非に」とおすすめしたい映画です。
◆映画マイ・ボディガード~あらすじ
原作:燃える男
(天使と死神の過酷な運命物語)
政情不安定なメキシコ、治安は悪化。
富裕層の子供をねらった誘拐は「ビジネス」化されており
裕福な家庭ではボディガードを雇うのが当たり前となっていた。
「誘拐保険」加入も富裕層では通常化しており、
その保険加入の前提条件に「ボディーガードを雇っていること」が置かれている。
会社を経営するサムエル・ラモスは、誘拐保険の更新のために
辞めてしまったボディーガードの代わりを急ぎ探しているところだった。
そこで、元米軍の対テロ暗殺部隊所属のジョン・クリーシー(現在はアル中)を紹介され9歳の娘ルピタ(愛称ピタ)のボディガードとして雇う事に。
気のりしないまま、古くからの友人の紹介の仕事なので引き受けたジョン。
ピタとも距離を置き、必要以上の交流を避けていたのだが…
ピタと多くの時間を共にする中で
彼女との間に「信頼」と「絆」が芽生えていき、いつしか「親友」に。
ところが、誘拐犯の魔の手がピタに迫ってきて
寸前で不穏な気配に気が付いたジョンだったが
組織で動く誘拐犯チームに銃で撃たれ倒れてしまう。
消えゆく意識の中、誘拐犯にさらわれる
泣き叫ぶピタの姿を見て…
この時、ほぼ「死」の状態にあったジョンだっかが
寸前の処で命を繋ぎ、病院のベッドで目を覚ます。
そこで彼は意識を失っている間に起きたことを聴く。
身代金受け渡し現場で、何者かが金を奪いさったことで
誘拐犯チームはピタを殺してしまったと…
親友だった少女の死に復讐の炎を燃やすジョンは
ボロボロな状態の体で立ち上がり
「ピタの死に関わったすべての者を始末する」と決意し
行動を開始する。
復讐の鬼となったジョンは、
ピタの誘拐事件と身代金を強奪した犯人たちを追う中で
汚れまくった社会と人間達の闇を暴いていく。
少女ピタの死に関わったモノに死の制裁を与える「死神」ジョンが
その復讐の最後に見たのは意外なケシキだった…
◆天使と死神の過酷な生死の運命物語
腐敗した社会、警察も犯罪組織の手下となり
「金」の為に人が進んで手を汚していく…秩序なき世界で
ひとりの天使(少女ピタ)と出会ったことで
運命が大きく変わってしまった男の物語。
天使から温かい日々の「光」をもらい笑顔を取り戻した男が
その天使を死に追いやった奴ら「すべてを殺す」と信念の炎をもやし
死の淵から「死神」として復活した。
たぶん、医者の言葉からして「未だ死の淵」にある体を気力で動かしていたんだろう。
強い意志=信念は我々が思う「常識」を超えて現象に作用する。
そんな天使と死神の過酷な運命の物語がこの映画なのです。
正義と悪が交差し、正義がゆらぎ不安定な社会で
復讐の名のもとに破壊と殺人を躊躇なくバンバンこなしていく死神ジョン
ひとりの天使の死の代償に数多の悪人たちの命を奪っていく。
正義と悪が交差し、ゆらぎが生じているのと同じように
命と金の歪んだ関係の中で「生と死」も大きくゆらされていく。
「生」と「死」が大きく波打って、ジョンとピタに襲い掛かるのです。
最後に生き残るのは誰なのか?
◆勝手に見どころ「まとめ」
- 天使ダコタ・ファニング×死神デンゼル・ワシントンが放つ輝き!
- ピタの母親がサイレントヒルのあの母性愛溢れる彼女!
- 腐敗した社会の腐り具合が半端ねぇ!
- ラストの考察には「弾は嘘をつかない」という作中のジョンの言葉がヒントに…
ここで私なりの「ラストの考察」を勝手に語る。
↓
(ネタバレになるのでご注意を)
ジョンは「弾(銃弾)は嘘をつかない」といっていたので
最後のシーンはピタの復習の為に死の淵から無理くり気力で立ち上がったジョンが
「母親の胸に飛び込むピタ」を見届けたことで死神から解放され
そもそも「あの時死んでた」自分に還り、
安心してあの世に旅立ったんじゃないだろうか。
敵に殺されたりは絶対にしない、はず。
「弾は嘘をつかない」んだから。
あとはもう一つの言葉「ピタの死に関わった者は皆殺す」をまっとうするため
誘拐組織の大元のボスの殲滅のためのワザと連行された…可能性も。
原作では生きていると聞く、、
とにかく、「おすすめ映画」の1本です。