人が全身で音を感受している、として
イルカが超音波を顎(顎骨)で感知しているように
特に音が響くセンザ―部位が人にもあるのだろうか?
超音波や高周波非可聴音だけでなく
低音も耳からだけではなく体で響きを感じますよね。
私の場合は、子供のころから祭囃子の太鼓の音が
ドン、ドン!と腹に直接響いてくる感覚に不思議なモノを感じておりました。
体内を直接揺さぶられるというか 太鼓の音が体内で響く感じ。
人が音を全身で感受しいていることを
具体的にわかりやすく教えてくれたのが
イギリスの打楽器奏者でグラミー賞も受賞した
エヴェリン・グレニーさんのお話っす。
⇓
彼女は8才で聴覚障害を発症し、12才でほぼ聴覚を失った状態になったそうです。
しかし、打楽器奏者としてグラミー賞をとるまでの音楽家になったのです。
聴覚を失っても、彼女は全身で音を感じているというのです。
⇓
- 「高音」→頭部、特に顎で
- 「中音」→胴体で
- 「低音」→床を通じて下半身で
音を感受している、と。
なるほどなぁ、人というのは全身で音を聴くために
ちゃんと「その音域」がよく響く・感じる部分が分かれているのですなぁ。
しかも高音~低音まで、そのまま人体の構造(位置の高低)に合致しているのは神の意図(設計)なんだろうか。
低音ほど地に響き、地を揺らし
高音ほど天に響き、天を揺らす
天地開闢で清く軽やかなものは上(天)へ、濁り重いものは下(地)へと
原始の渾沌から現・宇宙の始まりが起きたでしょ。
上に行くほど潜象界のモノに近くなり、下に行くほど現象・物質界のモノとなる…
この感じ!がね、我々人間の音の感受にもいえるようですよ。
⇓
こちらの本によると
「高い音」になればなるほど=音の振動は細かく精妙になり
⇓
「高次倍音」ほど=肉体を取り巻いている”気の層”いわゆるオーラのような目に見えないエネルギーに共鳴しやすい
⇓
「その共振」が霊魂を解放状態に向かわせるのだろう
と、こんな音と心身の関係が説かれておりました。
なるほどなぁ、何か 色々なことが本当に見事に繋がってるし
すべては「相似象」なんだなぁ…
ちなみに人体を取り巻く「気の層」については
これらの本にも書かれてました。
波動の研究、道気功、ヨーガの異なる3つの視点から見ても
やはり人体というのは潜象のエネルギー層を含む範囲で「全体」なようです。
腹に響く太鼓の音、腹から入り体内を揺らす太鼓の音を
私が感じていたのもこういった仕組みだったんですなぁ。
腹と頭は人体のアンテナ部分だと思うんですよね。
丹田と第六・第七チャクラ部だし。
武士が切腹で自ら腹を切り、介添人が頭を切り落とすのって
腹と頭に人の本質があるからじゃないですかね。
腹と頭が音の高感受ポイントってのも納得です。
(つづく)