プロ独女のライフハックブログ

BBA独女みつまるが「今」気になることを追いかけ綴る人生冒険日記

【日本魂】安岡正篤氏に学ぶ~人間学:「経済と道徳は両立しない」ものなのか?

経済優先(利益優先)社会に於いて「倫理・道徳」は両立しないもの、なのでしょうか? あなたはどう感じ、どう考えていますか?

私が尊敬する賢人・哲人「安岡正篤」氏ってこんな人

 

 

 

 

 

今回のお話のテーマは、たぶん多くの人が心に抱え「モヤモヤ」していながらも、あまり考えないようにしている…明るい光が見えない人間社会の暗部に迫るものではないだろうか。

 

経済優先な世界となり、人びとが色々なモノの価値を「数字」で測るようになった今、”経済(経済的繁栄・安定)と道徳(倫理・道徳・仁義誠)は両立しないもの”として黙認され続けていますが…それでいいのでしょうか?

 

この「経済と道徳」「利と義」について安岡先生はこう語っております。

利というものは各人自己に都合のよいことでありますから、どうしても他とどこかで衝突します。全て自然は自律的統一体で、各己が自他と相関連し、そのまま全体に奉仕するようにできているから、自己のわがままを許しません。利はちっとも利にならないのです。経済と道徳、利と義というものが両立しないもののように考えるのは、もはや笑うべき愚見です。

(『朝の論語』より)

 

 

経済と道徳、利と義が両立しないもののように考えるのは「愚見」だと、はっきり言っているのです。

 

日本経済が実質30年間も成長無く、停滞・低迷・弱体してきたのは、「利と義は両立しないもの」と考え、外来のコンサルビジネスに安易に乗っかり 洗脳され、ばっさりと義を捨てた経済界や経営人たちに加えて、消費者側も自分の利だけを主張し 供給側への義を欠いた故に起きている負のスパイラルなのではないでしょうか?

 

家庭も会社も社会も”自然と同様”に、「自律的統一体」であり・各自が自他と相関連し、そのまま全体に奉仕することで「生成化育の安定・繁栄」が可能となるようにできているはずですよね、我々も自然の一部でこの世界の一部ですから。

 

会社の利益(数字)を優先するために、

  • A:人件費を最も削減すべき「経費」だと考え、人材を軽視した会社
  • B:従業員こそ会社の財産、会社の根源力と考え、人材育成・従業員の幸福を重視した会社

このどちらが経済的に繁栄するでしょうか?

1年後、5年後、10年後を考えてみる、そうすると自然と答えはみえてくるのではないでしょうか。

 

「人間社会(日本社会)」を自律的統一体として見た時、全体の安定した循環とそれによって生み出される生産(エネルギー)を豊かなものにするのは、結局はその統一体を成す人々が如何に信頼し合えているか、ってことにかかっているんじゃないだろうか。

 

経済の繁栄の根源に「信頼」があり、道徳により「至善・誠・敬」の世に於いては人々の間に厚い「信頼」が自然と生まれる、のですから正しき道を歩んでいけば人も社会も経済も安定と豊かさを得ていく、そういうふうに出来ているようです、この世界って。

 

あなたはどう考えますか?

 

(つづく)

 

 

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