「佳書」という言葉、その意味を最近になって知った私です。
私が尊敬する賢人・哲人「安岡正篤」氏ってこんな人
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「佳い書物(佳書)」を手にするにはどうしたらいいのか?
「そもそも佳書とはどういった本」を指すのか?
安岡先生はこんな風に教えてくれております。
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佳書とは、それを読むことによって、我々の呼吸・血液・体液を清くし、精神の鼓動を昂めたり落ち着かせたり、霊魂を神仏に近づけたりする書のことであります。(中略)佳書によってわれわれはしみじみと自分自身に話すことができるのです。
(『憂楽志』)
佳い書物を読むことで得られる恩恵が凄い!
- 読む者の呼吸・血液・体液を清め
- 読む者の精神の鼓動を昂揚させたり、静寂をもたらしたり
- 読む者の霊魂を神仏に近づけたりする
この3つの効果を考えても「普通の本」とはまったく違うということがわかる。
どうやら読むことによって自己の内側と内面世界に大きな変容をもたらすモノを「佳書」というようです。
そんな本、どこにあるんや!?
って、次なる疑問が湧いてきますよね(^^;
そんな方に、安岡先生はこんな風に自身が影響を受けた「佳書」を解説付きで紹介してくれてますよ~
すぐに古典を直読みに挑む前に、安岡先生のような方が咀嚼してくれたものから入るのもありだと私はオススメしたい。
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加えて、私は「古事記」+「古事記の解読(解釈)書」もおすすめしたい。
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長い時・時代を経て、人々から支持されている書を読めば「佳書」に出会える確率はグン!と上がるはず。
となると、書に限らず、「長い間・時代を経て人々が守り伝えていること」も「佳書」と同じ恩恵がそこに在るはず。となりますと、「古神道」の本なども読む価値は大です。
科学でも音楽でも突き詰めていくと同じ道にでるので
どの分野からせめてもいいのかもしれません。
自分が興味を持ち、深掘りしたい分野の本からでいいのかも。
私の体感では「佳書」とは、何度も読み返したくなる本で、読む度に新しい気付きがあり、生涯自分の本棚に置くことになるものかと。
(つづく)