ミトロ…とろみ…とろ
◆カタカムナ第80首を詠む
※声にだして音を響かせイメージしましょう
ヒト アメノ ウツシ ネ カム ナガラ ウミ イマ サキ
イヤミヨ ヤオ ウミ アマ マカ ウミ ウツシ
ソレ ヤス カムナガラ ミトロ カエシ アキ ウツシ
スベ ワリ アマ タマ ミトロ カエシ
◆一音一音の示し
「カムナガラ」は省略
「ミトロ」
- ミ(身、実、実体、光、生命力の実質、美・海・水・御・深)
- ト(重合、統合、十・門・外・音のヒビキ)
- ロ(空間、抜ける、連なる、凝集連合し奥から現す)
「カエシ」
- カ(根源の力、力、香・鹿・香・果・花)
- エ(うつる、繁栄・成長、愛・好・江・枝・得)
- シ(示し、現象、司る、仕・思・私)
ここから音を纏めて「ことば」にして解読を
◆カムナガラ ミトロ カエシ とは
「カムナガラ」=惟神に、カムの夥しい回数の場のカカワリによって
↓
「ミトロ」
「ミ」の重合・統合が凝集連合し空間を抜け奥から現れ
↓
「カエシ」
カムの根源・無限の力がうつされ、繁栄・成長の力として示されて
これが根底にある意味だとおさえつつ、その先へ
(私的意訳にて深掘り)
↓
◆惟神にミトロが反し還し
「ミトロ」とは「ミのトロ状のもの(トロ状のミ)」
「ミ」というのは潜象の粒子でありながら、弾性力・粘性力・慣性力をもっているらしく、それにより「マクミ(膜状のミ)」や「カラミ(絡みのミ)」と成れるわけです。
ミトロというのは「卵の内部」のトロ状の生命の芽・素を指しているともとれますね。
胎児をまもる羊水にも思えるし。
その「ミトロ」が反し・還しして(動き・対流し)練りあげられ
生命(現象)を孵す、というわけです。
(つづく)