もうすぐ、80首の解読も終わるね~
ラストは非常に興味深い内容になっている。
◆カタカムナ第80首を詠む
※声に出して音を響かせイメージしましょう
ヒト アメノ ウツシ ネ カム ナガラ
ウミ イマ サキ イヤヨミ ヤホ ウミ
アマ マカ ウミ ウツシ ソレ ヤス
カムナガラ ミトロ カエシ アキ ウツシ
スベ ワリ アマ タマ ミトロ カエシ
スベとは何か? ワリとは「割り」?
◆一音一音の示し
「スベ」
- ス(一方へ進む、透けた・目に見えぬ状態、素・洲)
- ベ(縁、外側、外殻、重・辺・方・~に向かって)
「ワリ」
- ワ(調和、和、輪、環、吾)
- リ(離れる、対向発生、理・利)
ここから音をまとめて「ことば」にして解読を
◆スベ ワリ とは
「スベ」をカタカムナの単音の示しから素直に読み解くと
『透けた・目に見えない状態で一方へ(方向性を以って)進む(ス)』
その「目に見えない状態のスが向かっている先にあるのが「縁(ヘ)」というわけです。
つまり、この世界のはじまりのカムからの息吹「ス声」が広がり
そのス音の広がり(響き)の極限にこの世の「縁・外殻」があるということ。
↓
その「スベ」を「ワリ」何かが生まれるのです。
この「スベ」が「調和(ワ)と分離・対向発生(リ)」を経て→続く「アマ タマ」になるとウタっています。
◆スベワリ=統べ割り+術和理
ここからは私的意訳なんですが、
とはいってもちゃんと古語が示す意味からの解読です。
↓
①統べ割り(すべわり)
「総て」からの「分離発生」⇒「一元」からの「分離発生」
ざっくりいうと「一なるもの・根源の分霊」としてのアマの発生ではないかと。
②術+和理(すべ・わり)
- 「術(すべ)」=目的を成し遂げるための手段
- 「和理(わり)」=「わりなし」が道理に合わないという意味なので、では「わりあり=わり」というのは道理に和(調和)したという意味だと思われます。
つまり、理(道理・カムの意・真理の法則)に調和した目的を成し遂げるための手段によってアマタマが発生・生成・創造されるというのです!
それが調和と分離(対向発生)なわけかぁ…味わい深い。
んで、ここで大事なことは
ス声(はじまりの呼吸・息吹)の発生も、そのス声の広がりが創る「圏」も
「目的を成し遂げるために発生」しているのです。
(つづく)