プロ独女のライフハックブログ

BBA独女みつまるが「今」気になることを追いかけ綴る人生冒険日記

【深夜映画部】「遊星からの物体X」~犬も美術さんもすごい!物体Xは我々が太古に見た神なのか?

遊星からの物体X (字幕版)

 

遊星からの物体X (字幕版)

なぜ、このポスターデザインにしたんだろう?

映画の中には1mmも出てこない画ですが

この1枚が映画を象徴しているものだとしたら・・・興味深いデザインです。

 

 

すごーく、面白かった!

1982年のSF映画ですが

今見てもその凄さは突き抜けている。

 

特に映像に対する音の演出と

物体Xを創った美術さんのプロの仕事に感激☆

この映画のSFX担当ロブ・ボッティンが当時22歳というから驚きです。

 

今日の映画部日記はこの作品だよ。

遊星からの物体X (字幕版)

遊星からの物体X (字幕版)

 

 

有名な映画ですが

このジャケットみてまったく見る気にならず

ずっと触れてこなかった名作映画(^^;)

早く観ればよかったと観てから後悔しております。

 

感想を交えながら

考察はググッと勝手にいろいろ掘っていきたいと思います。

 

 

ハスキー犬の演技がすごい!

 

映画冒頭から登場する1匹の重要な役どころのマスキー犬がすごいんです。

マジで中に役者さん入ってない?!ってくらい

演技が自然で上手なのです。

 

あんなにカメラが近くにあって

どうしてカメラやスタッフたちの方を見ないで

外のヘリを見つめられるの?

 

また、表情もちゃんと演技しているんです。

人間の俳優と絡ますことで犬の演技を成り立たせるのではなく

画面に犬だけのショットも多いのですが

見事に物体Xに乗っ取られた犬を演じているのです。

 

逆に、本気で怖い

 

監督曰く「黙示録的映画」とはどういう意味か?

 

ジョン・カーペンター監督は「遊星からの物体X」を

「黙示録的映画」と語ってるそうです。

どういった意味で監督はそういったんでしょうか?

 

映画の中の世界

 

映画冒頭でヘリで一匹の犬を追い

必要に殺そうとするノルウェー南極観測隊

 

彼らがアメリカの南極観測隊の基地まで侵入してきて

あの犬を打ち殺そうとするのですが

反対にアメリカ観測隊に打ち殺されてしまいます。

 

その後アメリカ観測隊はノルウェー観測隊の基地にヘリで向かうのですが

ここでアメリカの観測隊がみたノルウェー観測隊基地の様子が

そのままラストのアメリカ観察基地と同じ状態なのです。

 

彼らは自分たちが既に何かに関わってしまい

これから先この未来が待っていることを見てしまうのです。

もちろん彼らはこの時まったく対岸の火事で気が付いていないけど。

 

私たちの世界への黙示

物体Xとは10万年前に地球に墜落した

宇宙船にあった生命体として描かれています。

 

この物体Xは細胞生命体で地球生物の中に入り込んで

侵入先の宿主の細胞を喰らいそれをコピー(擬態)できるのです。

犬の体内に侵入できれば宿主そっくりの犬になれるし

人の体内に侵入できればその人物そっくりになれるのです。

 

細胞を喰ってコピーしていくので

犬や人間の外見になるときは一度大きく形を歪ませます。

その状態がモンスター状なのです。

 

細胞や脳神経への侵食による「のっとり」ではなく擬態です。

 

この特性のため

基地の隊員たちはいったい誰が「物体X」による擬態なのか?

だんだん疑心暗鬼を強めて最後には「物体X」でない人まで

疑いが強いってだけで殺されてしまうのです。

 

物体Xによる擬態人間と人間を見分ける方法として

「血液検査」のシーンがあるんです。

 

監督は「隣にいる人が信じられない社会」と

当時注目されつつあったエイズなどの問題をこの映画に込めたそうだよ。

 

この映画の中で細胞単位で動ける驚異の生命体「物体X」と

ノルウェー観測隊もアメリカ観測隊もほぼ生存ゼロという状況は

何を黙示しているんでしょうかね。

 

人類が滅んでも地球上の生物はまた細胞生物からはじまって

新しい進化をしていくってことですかね。

 

「物体X」は人間の創造主である神かもしれない

 

物体Xは細胞単位で生存できるので

体液1滴あれば地球生物を内側から食いつぶし擬態になれるのです。

 

そんでね、観測隊の生物学者がコンピューターで

計算したところ27,000時間あれば地球上の生物全部食い尽くして

擬態になれるんだって。

 

3年で?!

侵食スピードがめちゃくちゃ速い。

10万年前に地球にやってきているんですよね。

南極で暴れている物体Xのオリジナルは

10万年間氷の中にいても生きていたわけです。

 

興味深いのはこの映画の元の映画「遊星よりの物体X

 

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こっちだとね、

最初に発見された時

この生物は人型の状態で発見されているのです。

 

もう今の人間って

神を模して造られたらしいし

無意識はコピーで擬態故のオリジナルに支配された意識領域なかもしれない!

 

なんて興奮気味に勝手に推測しておりましたが

この作品に関して監督自身はもっとリアルな社会問題を問うていただけのようです。

 

 

怖れるな!汝、隣人を愛せよ

 

これができたら人間は次の段階に進化できるのかもしれない。

 

だって超難しいですからね。

恐怖と不安の方が大きいじゃない。

 

自分以外の他人がいるからこそ

安心も愛情も湧くんだけど

同時にどこかで不安と恐怖も生まれるよね。

 

この映画の男達と全く逆の行動をした人を私はひとり知っている!

 

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ナウシカは自ら細胞たちに喰われようとしました。

細胞レベルでは何かに喰われてもそっちで生きるというだけなので

同じなんだそうだよ。

 

全人類がナウシカのような心の持ち主になる日が来たら

新しい文明生まれるかもね。

 

では、また~☆

やっぱりナウシカさんずげーす。

 

 

 

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