今の世の中に抱えるモヤモヤを解決してくれたアドバイスがこれだった。
「幸福に生きる」ことと「お金を稼ぐ(儲ける)」ことは別のゲームと考える。
人生を1つのゲームとしか見ていなかった私にはものすごい衝撃のアドバイスだった。
経済の成り立ちから学びはじめてみたら「生きる」ことが2つのゲームを内包するようになった経緯が見えてきたよ。
どうも~酒と本が好きな「考える」ことが趣味の暇人独女みつまるです。
人間って生物であり動物なのでその命の目的は「生きる」ことですよね。
知性をつけたので、ほとんどの人の人生の目的は「幸せに生きる」ことだと思います。
でも私たちは経済のシステムの一部になってしまっているので
「自分の心の幸福度の追求だけ」に生きられないというジレンマ。
生きる、幸福に生きることは
自動的に2つのゲーム(ミッション)をクリアしなければならなくなった。
いつ、どこで、誰のせいで世の中がこうなったのか?
世界経済の成り立ちから見ていく中でそのきっかけが見えてきた。
ので ここにφ(..)メモメモしておこうと思います。
世界経済をその成り立ちから学ぶための参考書はこちら
父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。
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これまで人口増加・飢えからの農耕の発明⇒穀物の余剰⇒経済誕生まで見てきました。今日は「お金」が力をもち人の価値観が変化してきた部分に触れていきたいと思います。
世の中には2つの価値が存在する
「価値」というと今ではすっかり「市場価値」がメインとなり
その価値を計る尺度は「お金」であり金額になった。
でも世の中には「お金」では測れない価値があることも
私たちは知っているし忘れていない。
この2つの価値のバランスが人生にもたらす影響は非常に大きい。
あらためて2つの価値の存在に触れたのでしっかりおさえておきたい。
①市場価値=市場での交換価値
市場での交換価値を示したものが市場価値であり市場価格。
今ではすべてのモノが商品になり、市場価値を持つようになった。
- 物的商品
- サービス
- 権利
- 情報
- アイディア
- 人の時間
世の中にある有形無形すべてのモノに値段がついている。
そしてその値段は数値化されていてわかりやすい。
値段により商品価値の比較がしやすく目に見えてわかる。
このことが経済空間が人の人生を飲み込んでいくきっかけになったと
私は思っている。
私たちは社会で生きていくためには「お金」が必要であり
お金を稼ぐゲームはこの「市場での交換価値」がキーになる。
②経験価値=お金や値段で測れない価値
お金を介さず与えたり、もらったりする価値のこと。
- 困っている人がいたら助けてあげる
- 友人を手料理でもてなす
- 大会にでて優勝して金メダルをもらう
- 旅先で素敵な景色に出逢う
- 好きな人と過ごす楽しい時間
などなどお金の取引は生じないけど
「満足度や感動」など心が動く経験がもつ価値。
実は「幸せに生きる」という人生の目的は
経験価値を大きく増やしていくゲーム。
市場価値と経験価値の比重にみる価値観の変化
私は42才独女ですが
バブル期のギラギラにギリギリ関われなかった年代です。
当時まだ学生だったので、あのきらびやかな賑わいをテレビでみていた。
確かこのころ若い女性がブランドものをバンバン買うようになって
「ブランドもの」の認識の変革期だったような気がする。
そしてここが私の体感では日本の価値感の変革期だった。
バブル期前までは
ハイブランドのバッグや商品は
「自分がそのブランドの商品を持つにふさわしくなったら持つもの」
「そのブランドが似合う自分になったら母から譲り受けるモノ」
みたいな意識が日本でも普通にあったような気がする。
人生は経験価値を豊かにしていく事が幸福度に大きくつながっていて
その一部に交換価値・市場価値も含まれていた。
そんなイメージでした。(私が学生だったからの目線カモしれないけど)
それがバブル期から特に「お金で何でも買える世界」になった気がする。
バブル期の「男と女と金」の関係は経済空間に人々がのみこまれた象徴みたいに
私の中では印象にのこっている。
男と女が金で結びつくという風潮をテレビやメディアでも垂れ流しにしてたし。
その後かな?女子高生ブームだの援助交際だのブルセラだの話題になったの。
「女性の若さ」「女子高生」の市場価値が爆あげしていった。
女子高性のブルマやパン〇が商品となり売られていた。
実際はもっと以前から市場価値に経験価値は飲み込まれていたのかもしれないけど
目に見えて露骨に私の目の前で日本の価値交換がガラッと変わったのはここだった。
世界経済でみると市場価値に比重が大きく傾いたのはいつか?
父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。によると
経験価値よりも市場価値の方が求められ比重が上になったのは
今から200年~300年前のことだという。
大きく社会的な分業が進み、
あらゆるものが商品になったことで
さまざまな場所で市場での交換価値が経験価値を打ち負かすようになったという。
更に「市場のある社会」から「市場社会」になるきっかけは
生産の3要素が突如「商品」になったことだという。
- 原材料、機械、建物などの「資本財」
- 土地や空間などの生産活動が行われる「場所」
- 製造・生産活動をする「労働(労働者)」
人が自分の人生時間を「労働」として商品提供するようになった瞬間が
どうやら経済空間に人の人生がのみこまれた瞬間らしい。
更に掘っていくとそのきっかけには「貿易」があったようだ。
ここはまた今後追っていきたいと思います。
投資は逆張り作戦:経験価値をどんどん大きくしていく
多くの人が市場価値の方に目が向いているならば、
社会全体・世界全体が市場価値重視で動いているならば、
今のうちにどんどん経験価値を大きくしていくのいい作戦じゃない!?
これはチャンスかもしれない。
心の満足度を得る経験をどんどん研究して積んでおくと
いずれはこっちがまた全体をつつむようになったとき
心の満足度を得る経験と人をつなぐことができたら・・・ふふふっ
人の役たって自分も幸せになるコツ
人を助けることで幸せになるコツ
について「そういうことか!」の発見があるTED動画を紹介
↓
世界や世の中にどんな変化を起こせるか?
それが個人の生産性で付加価値生産ならば
この動画は素晴らしいことを教えてくれとるやないか!
関わることで相手に変化をもたらすと同時に自分も変化していくのね。
世界視野にすることで
いろいろなことが理解しやすくなってきた。
では、また~次回につづく。
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