薬膳・食養を生活に活用する為に漢方の基礎を「知る」学び中のBBA私です。
生薬の個々の効果や作用を知るだけでも、かなり役立ちますが
漢方薬の構造=生薬の「組み合わせ」の公式が素晴らしいのですっ
人間はそもそも最良の状態をオートで維持しようとする。
その為、その能力を最大限生かせるように
東洋医学の知恵を借りようと思う私の参考書がこちら
⇓
今回も「薬」への認識が変わった学びです。
東洋医学への興味が更に増してきた!
漢方の組み合わせ:「君臣佐使」の考え
生薬の薬効・作用の三品分類で見たように
上品・中品・下品の生薬を一定法則を用いて組み合わせ
「副作用は抑え、狙った効果を最大限引き出す」ため用いられている
考え方がこちら。
君臣佐使
(くん・しん・さ・し)
この考えに沿って組み合わせをつくっていきます。
役割(目的・働き)の異なる4種の生薬を
組み合わせチームをつくる感じです。
君主・大臣・大佐・兵士
といったイメージ
不調な身体を元の健康な状態(バランス)に戻して改善するのが薬の目的。
病と闘う「薬部隊」を組むのです。
では、更に詳しく見ていきましょう!
◆君薬:主症を治療する
BBAはすぐに「自覚できる表に現れた症状を抑える薬」を頼ってしまうのですが
君薬はその「体の不調症状を引き起こしている」そもそもの主症を治すための薬です。
症状を抑える薬≠主症(病の根本)を治す薬
この違いをちゃんと理解し、意識しましょう☆
BBAが掴んだイメージですが
- 症状を抑える薬=体の表層部に効く(痛み・かゆみ・腫れ・熱など抑える)
- 主症を治す薬=体の奥の故障個所を修復する
こういった違いがあります。
1つの漢方薬には必ず1種類以上の君薬が入っています。
◆臣薬:君を助け、佐使を監視
まさに「大臣」ですな。
病の根本を治療する君薬の働きを補佐しつつ
佐薬や使薬の副作用の暴走も防ぐデキるヤツ
◆佐薬:チームのバランスメーカー
病の根本の治療部隊と病の症状を抑える部隊のバランス、
全体の作用のバランスを保つバランスメーカー
大佐や官僚といった感じでしょうか?
◆使薬:病邪と闘う最前線兵
実際に最前線で病と闘う兵士!
ふむふむ、BBAの理解だと使薬が症状を抑える薬だったのですが
どうやらもっと重要な役割をになっているようです。
君薬=健康な状態の体のバランスを取り戻すために働く
使薬=病巣・病邪と闘う兵士&全部隊を目的地まで導く
組み合わせることで、より効果的に作用
漢方のこの役割・薬効・作用の違う生薬を
組み合わせることで「より効果的に」活用する知恵!
これは他にも応用できる人生の知恵ですな。
φ(..)メモメモ
生薬個々の作用(+面も-面も)を知り
組み合わせることで「狙った」ように作用をコントロール。
「人生の掛け算」の法則がここにある様な気がします。
では、また~☆